弾き語り系のDTMをする上で、そもそも弾き語りの技術が必要になってきます
弾き語りの魅力ってすごいと思います
のめり込むきっかけになった出来事ってそれぞれあると思いますが、僕の場合はとても衝撃的でした
今回は僕の弾き語りの原点である出来事と、その後どうやって弾き語りの技術を習得していったのか
そのあたりを記事にしてみました
衝撃の出会い
中学2年の10月
親に連れられ行った山小屋で、誰かのコンサートがあるという
20代半ばくらいの知らないお兄さんがアコースティックギターを持ってテラスの椅子に腰掛けた
僕は自分の紅茶とケーキを持って、階段に座る
僕は10歳でアコギを始めたので当時もうギター歴4年くらい、ゆずの曲ならバッキングとハーモニカを完コピに近いくらいできる自信はあった
今から歌う人がどんな人かわからないし、ケーキを食べながら聴こう!
と思い、一口目を口に近づけた瞬間にライブが始まった
今まで聴いたことのないギターの音の出し方と飛ぶような歌声
え、ストロークってただジャラーンじゃないの??なにその弾き方
3フィンガー奏法がきれいすぎる・・・
このコードなに!?押さえ方も知らないな。ワクワクするコード進行
今まで出会ったことないぞ
うおーーー良い曲すぎる!CD欲しい
僕もこんな風になりたい!!
気付いたらライブが終了し、僕の紅茶もケーキも手付かず
一口目のケーキにフォークが刺さったままでした
The Water Of Life清水和彦さん
これが僕の、音楽活動人生で最大の衝撃でした
以後僕は彼を崇拝し、東京のライブに行ってはMDにこっそり録音し(ご本人承諾済み)あとで擦り切れるくらい聴いて完コピを目指す。その繰り返し。
清水さんがやっていた路上ライブにも興味を持ち、高校生の頃はひたすら駅前で路上ライブの日々
おかげでめちゃくちゃ度胸がつきました
そのうち清水さんのようにパーカッシブでベースもドラムも兼ね備えたバッキングギターができるようになり、それが自然体になりました
(いつかその弾き方を動画で紹介できたらいいなと思っています)
結果わかったことは、その人のモノマネを極めると自分の引き出しや選択肢が増えるということ
ギターでも歌でもそう
ただその人の曲が同じように弾ける!
じゃなくて、自分のプレイにどれだけ反映できるか。です
それが「自分の中で昇華する」ということ
宅録オタク
そんな清水さんは宅録オタクでもあり、当時(1990年代)から自宅でレコーディングをされていました
そのレベルはかなり高く、市販のCDよりも聞き応えがあるんじゃないか?ってくらい音の立ち上がりが良く、音圧もかなり上げられていました
当時の僕は父親のMTRで録音させてもらってもまったく清水さんと同じようにはなりませんでした
今思えばコンプレッサーのかけ方が清水さんはとても上手だったのでしょうね
そんな僕も清水さんの影響で宅録オタクになりつつあり、20代半ばで田舎の一軒家へ引っ越した事をきっかけに自宅にレコーディングルームをつくりました
DTMに関しても弾き語りと同じで、やはり影響を受けたもののクオリティーに近づきたいという思いがあります
今考えれば清水さんの影響が相当大きかったから今『弾き語りDTM』をやっているんだと思います
まとめ
ビビビッ!っときたミュージシャンがいたら、とにかく真似してみる!
吸収できるものは全部するぜ!くらいの勢いでその人になりきることで自分でも驚くほど成長できます
オススメなのは、
全曲をまんべんなく
よりも
一曲を100%コピーする
です。その方が愛が深いんだぜ。
完コピできたら、それを自分の中に昇華すること。血となり肉となるように。
弾き語りをするときの手癖であったり、歌いまわしであったり、曲の作り方であったり
ようするに「引き出しを増やす」ということ
いろんなミュージシャンの影響を受けることは良いことです!
プロでもアマでも素晴らしいミュージシャンはたくさんいるので、どんどん影響を受けて何千何百という引き出しを自分のものにしましょう