✔ 録音した音を、いちばん手軽に良くする方法を知りたい

✔ ゲージ(弦の太さ)の違いが分からない

✔ ブロンズとフォスファーブロンズ、どちらを選べばいいのか知りたい

こんにちは!弾き語りライブ歴20年以上、宅録コンテスト「録れコン」ファイナリストのほっしー(@studiohossy)です。

良い音で録りたいなら、まず弦を張り替えることです。ゲージはライト、素材はブロンズから試すのがおすすめです。

弦が新しいか古いかで、音の出方も伸び方も全然変わるからです

良い楽器を使う、良いマイクを使う。
この2つは予算の都合もあって、すぐには実行できません。
でも弦の張り替えなら、今日からできます。

この記事では、ゲージ(太さ)と素材の違いと、張り替えるタイミングをまとめました。

良い音で録りたいときにできる3つのこと

アコースティックギターを良い音で録りたいとき、考えることは3つあります。

  • 良い楽器を使う
  • 良いマイクを使う
  • 適切な弦に張り替える

1と2は予算の都合もありますし、すぐに実行できるものでもありません。

3の弦の張り替えはすぐ実行できて、手軽に買えます
大事なレコーディングやライブの前には、必ず張り替えるようにしましょう。

張り替えたら、一晩馴染ませる

ただし、張り立ての弦には注意があります。

張ったばかりだと「このギターの音」というより「この弦の音」に聴こえてしまうんですね。
まだ馴染んでいないからです。

一晩置いてからのほうが良い音になりますし、チューニングも安定します。
(このあたりは僕の好みの主観もあるかもしれません)

ゲージ(弦の太さ)の違い

アコースティックギター用の弦には、太さの種類があります。

Extra Light Gauge
最も細い弦。テンションが非常にやわらかく、エレキのように押さえられる。圧倒的に弾きやすいが、アコギの音としては物足りない場合が多い
Custom Light Gauge
ライトより柔らかく、エクストラライトよりは力強い低音がほしい方に
Light Gauge
一般的なアコギに張られている太さ。テンションもほどほどにあり、本来の鳴りを再現してくれる。高音から低音までバランスが良く、どのサイズ・どのジャンルにも合う
Medium Gauge
一般的な太さの中では最もテンションが強い。迫力のあるサウンドで、ハードなストロークやピッキングが強めの方に

★ミディアムゲージを使うときの注意点。

ネックにかかるテンションが強いので、演奏後は必ずチューニングを緩めてください。負荷をかけたままだと、ネックの順反りや割れの原因になります。

どれを選べばいいか

ポップスなどであれば、通常はライトゲージを使う方がほとんどだと思います。

ほかのゲージは、試しに使ってライトと比べてみる、というところですね。

僕は高校から大学にかけてミディアムゲージを愛用していました。
ハードなストロークでピッキングがかなり強く、ライトだとよく弦が切れてしまったのと、低音のサウンドが魅力的だったからです。

その後ライトに戻したのは、楽器(特にネック)への負担がかなりかかると分かったのと、弾き終わるたびに弦を緩めるのが面倒になったからです。

素材の違い

素材は大きく2つに分かれます。

BRONZE(ブロンズ)
銅を主成分としスズを含む合金。配合比は違うが10円玉と同じ成分。最も一般的なアコギの弦
PHOSPHOR BRONZE(フォスファーブロンズ)
ブロンズ合金に少量のリンが入ったもの。錆びにくくなり、音が煌びやかになる

フォスファーブロンズは「弦の音」としての主張が強いため、好き嫌いが分かれるところだと思います。

僕はブロンズ弦派です

整理すると、こうなります。

  • ブロンズ……楽器本来の音に寄り添って鳴る。錆びるのが比較的早い。安価
  • フォスファーブロンズ……煌びやかな音。錆びにくく寿命が長い。高価

こう書くとフォスファーブロンズのほうが有能に見えますが、僕はブロンズ弦派です。

理由は、フォスファーブロンズはMartinに張ってもGibsonに張っても、全部同じ系統の音になるから。
張り替えて一晩経っても変わりませんでした。

僕は楽器本来のポテンシャルを引き出してくれる弦が好きなので、基本的にブロンズを張っています。

よくある質問

弦について、よくいただく質問は以下のとおりです。

  • どのくらいの頻度で張り替えますか?
  • 録音の直前に張り替えてもいいですか?
  • ゲージを変えるとギターに影響しますか?
  • メーカーはどう選べばいいですか?

順番にお答えしていきます。

どのくらいの頻度で張り替えますか?

弾く頻度と環境によりますが、少なくとも大事な録音やライブの前には替えます。

寿命の話は、メーカー編の記事にまとめました。

録音の直前に張り替えてもいいですか?

できれば前日に張って、一晩馴染ませてください。

張り立ては「弦の音」が前に出てしまい、チューニングも動きやすいです。

ゲージを変えるとギターに影響しますか?

太くするほどネックへの負担が増えます。

ミディアムにするなら、弾き終わりに緩める習慣とセットで考えてください。

メーカーはどう選べばいいですか?

同じライトゲージのブロンズ弦でも、メーカーによって性格が違います。

実際に使ってきた5つを、こちらで比べています。

アコギ弦の選び方【メーカー編】|実際に使った5つを比較

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まとめ

録音の音を良くしたいとき、いちばん即効性があるのが弦の張り替えです。

  • ゲージは、まずライトゲージから
  • 素材は、楽器の音を活かすならブロンズ
  • 張り替えたら一晩馴染ませる
  • ミディアムを使うなら、弾き終わりに緩める

良い楽器も良いマイクもすぐには買えませんが、弦なら今日から替えられます。

大事な録音やライブの前は、必ず新しい弦で。

メーカーごとの違いは、こちらにまとめました。
アコギ弦の選び方【メーカー編】

わからないことがあれば、コメントやメッセージでお気軽にどうぞ。

ABOUT ME
ほっしー
サラリーマンをしている宅録系ブロガー。 『宅録をしたことのない人が、機材を揃えて作品を作ったり「歌ってみた」「演奏してみた」などで自由に表現できるようになる』をテーマに日々ブログを書いています。 宅録でアルバム3作品をすべて自分で制作した経験あります。 島村楽器主催の宅録コンテスト【録れコン】で全国約3000曲の中から最終選考ノミネートされました。