路上ライブを10年やっていた(高校、大学、社会人)の僕が語ります。
前回の記事でちょびっと出てきた
「路上ライブは声量と度胸が恐ろしいほど鍛えられる」
このことについて今回は掘り下げていきたいと思います。
ゆずのコピーをしていた
僕が高校生の頃はゆずを目指して路上ライブをしていました。
ゆずはめちゃくちゃキーが高いので、
いくつかキーを下げて、それでも張り上げるようにして歌っていました。
ゆずも昔は機材なしでずっと路上ライブを行なっていて、
それ故抜群の声量と度胸が身についたのではないかと思います。
僕は声量と度胸がつけたくて路上ライブを始めたわけではなく、
ゆずをコピーしてて気付いたらそれが身についていたというのが正しいです。
セッティングして歌い出す時の緊張感
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自転車を停めて駅前を歩く。
周りの人たちと同じ流れの中、いつもの場所まで歩いたら
ギターを下ろし
譜面台をセッティングし
ギターケースから楽器を取り出す。
今から、自分はストリートミュージシャン。
けど、
歩いている人
待ち合わせのカップル
疲れたサラリーマン
ティッシュ配りのバイト
世界は何も変わっていなくて、
そこに自分のギターと声を放つことに
とても勇気が要る。
僕が今ギターを弾いて大きな声を出すと、この世界はどうなってしまうのだろう。
どうもならないのだけれど。
こんな事を思うわけです。
これはいつになってもそうで、その日の歌い始めが一番緊張する。
本当に運が悪いと、1曲目のイントロで警察や警備員さんに注意される^^;
そういった特異な経験をすることで、
「人とちがうことをする」
ことへの度胸がつくんだと思う。
あとは、歩いている人を立ち止まらせて聴いてもらうという事自体、かなりシビアな世界だということ。
歌や演奏が良くなかったら100%立ち止まらないし、
どんなに歌や演奏が良くても立ち止まらない人の方が多いです。
それでも聴いてくれる一部の方に向けて歌うのです。
いろんな人に絡まれる
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人々が行き交う雑踏、その中で一際目立った行動をするわけですから、
演奏を聴いてくれる方とは別に、絡まれることも多いです。
ちょっと怖い人や酔っぱらいに絡まれることも。
そういう時に、いかに受け流すか
又はその人たちと観客の両者に喜んでもらえる選曲と演奏ができるか
これが鍛えられます。
ピンチに強くなる、ってことですね。
最初はかっこよく対処できません。誰も。
負のオーラ全開になります。。
でも経験を積むごとに余裕が生まれます。
そのうち絡まれても、その人まで巻き込んでプラスのエネルギーに変えちゃうくらいになれます。
余談ですが
1万円をくれるおっちゃんもいました^^;
あとで相方と焼肉を食べに行ったけど、
今考えれば自己投資(機材を買うなど環境を整えること)に使うべきだったと反省。
おっちゃんごめん。。そしてありがとう。
さいごに
路上ライブは声量と度胸が恐ろしいほど鍛えられる
これについて掘り下げてみました。
良いか悪いか、ではなく
路上ライブを経験することで
間違いなく今までにない世界が見えるようになる
ということをお伝えしたいです。
濃密な経験値になります。
人と違うことをする度胸、これからの時代特に求められることではないでしょうか。
周りの迷惑にならぬよう十分に気を配り、そして何より楽しく行いましょう。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました^^