耳コピのやり方とコツ|ギター初心者はベース音とスリーコードから
耳コピで追うのは、ベース音だけ。
体感では、これで9割がた取れます。
こんにちは!弾き語りライブ歴20年以上、宅録コンテスト「録れコン」ファイナリストのほっしー(@studiohossy)です。
耳コピでいちばん大事なのは、ベース音を聴くことです。
ベース音さえ追えれば、そこからコードの見当がつくからです。
ぶっちゃけ、これでほぼ網羅できます。ほんとです。
耳コピとは、楽譜なしで自分の音感でコピーしていくこと。
弾き語りをやっていると必ずぶつかる、大きな壁のひとつです。
この記事では、キーの見極め方と、スリーコード・代理コードという骨格をまとめました。
曲によって難易度があるので、まずは弾き語り系のシンプルな曲から始めてください。
コピーそのものが上達の近道である、という話は別の記事に書いています。
まず曲のキーを定める

最初にやるのは、その曲が何のキーなのかを見極めることです。
キーというのは、この曲が「ハ長調」なのか「ニ短調」なのか、ということ。
キーを理解するには、コード進行を知る必要があります。
そしてコード進行の基本にスリーコードという考え方が出てきます。
スリーコードは4コマ漫画
理論よりも先に、感覚的な説明からいきます。
Cのスリーコードは、C → F → G7 → C のまわしです。
これは4コマ漫画の起 → 承 → 転 → 結と同じだと考えてください。
- 1コマ目(C)
- 物語のはじまり(安定)
- 2コマ目(F)
- 物語の発展(展開)
- 3コマ目(G7)
- 物語の流れが変わる(不安定)
- 4コマ目(C)
- オチ(安定)
あくまで僕なりのたとえです。
度数で考える
CをⅠ度としたとき、各音階はこう並びます。
| 音 | C | D | E | F | G | A | B |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 度数 | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | Ⅴ | Ⅵ | Ⅶ |
メジャー和音のスリーコードは、Ⅰ度 → Ⅳ度 → Ⅴ度 の流れです。
C(Ⅰ)→ F(Ⅳ)→ G7(Ⅴ)→ C(Ⅰ)ですね。
メジャーに限らず、マイナーキーのスリーコードもあります。
キーとは「何がⅠ度なのか」
感覚的に言うと、その曲でいちばん落ち着くコードがⅠ度です。
Ⅳ度から始まる曲もあれば、Ⅵ度マイナーで始まる曲もあります。
必ずしも最初のコードがⅠ度とは限りません。
なので、ある程度聴いてから判断することが必要になります。
ベース音を聴きながら追っていく

キーが判断できたら、曲に合わせてギターでベース音を追っていきましょう。
ここは基礎編です。骨格をコピーするくらいの感覚で読んでください。
メジャースリーコード(Ⅰ→Ⅳ→Ⅴ)以外によく出てくるのが、この2つです。
- Ⅱマイナー
- Ⅵマイナー
これも99%くらい出てくるので、覚えてください。
Cメジャーの曲なら、Dm(Ⅱ)とAm(Ⅵ)ですね。
代理コードを知ると、一気に楽になる

いま出てきたDmやAmは、Cのスリーコードの代理コードと呼ばれます。
Ⅰ度のメジャースリーコードから見た、Ⅵ度のマイナースリーコード。
これが代理コードです。
- Cのスリーコード……C(Ⅰ)→ F(Ⅳ)→ G7(Ⅴ)→ C(Ⅰ)
- Amのスリーコード……Am(Ⅰ)→ Dm(Ⅳ)→ E7(Ⅴ)→ Am(Ⅰ)
構成音が似ているので、代わりになりやすいんですよね。
だからCのスリーコードとAmのスリーコードは、ごちゃ混ぜにして曲を作ってもちゃんと起承転結になります。
- C → Dm → G7 → Am
- Am → F → G7 → C
僕の場合、ギターレッスンではまずこのあたりをたくさんやって基礎を固めます。
アコギ初心者の方に向けての話ですが、それぞれのスリーコードを自由に行き来できるようになれば、パッと世界が開けます。
作曲の知識としても、このへんが基礎になってきます。
骨格が取れたら、まず何曲かやってみる

話を耳コピに戻します。
スリーコードと代理コードを基本にして、ベース音を探っていく。
本当に簡単な曲なら、これだけで完コピできます。
ただし、これは基礎編。
あくまで曲の骨格ができると考えてください。
でも、そこがいちばん大事なところです。
まずは何曲かやって、感覚をつかみましょう。
耳コピができるようになると、曲のオケをつくる作業も驚くほど速くなります。
よくある質問

耳コピについて、よくいただく質問は以下のとおりです。
- ベース音が聴き取れません
- キーの判断を間違えてしまいます
- 完璧にコピーできないと意味がないですか?
- 独学で身につきますか?
順番にお答えしていきます。
ベース音が聴き取れません
音数の少ない曲から始めてください。
弾き語り系のシンプルな曲がおすすめです。
聴く環境も影響します。
低音が見えにくいイヤホンだと、そもそも判別が難しいです。
キーの判断を間違えてしまいます
最初のコードをⅠ度だと思い込むのが、よくある間違いです。
ある程度聴いてから、いちばん落ち着くところを探してください。
完璧にコピーできないと意味がないですか?
骨格が取れれば十分です。
プロでも細部まで完コピしない場面はあります。
独学で身につきますか?
身につきます。ただ、合っているかどうかを確かめる相手がいないのがつらいところです。
コード感は、一度分かる人に見てもらうと進み方が変わります。
オンラインのレッスンなら、ほとんどの教室が無料体験を用意しています。
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まとめ

耳コピの基本は、この3つです。
- いちばん大事なのはベース音を聴くこと
- キーを定めるにはスリーコードの考え方が要る
- スリーコード+代理コードが曲の骨格になる
まずはそこから、知識と経験を積み重ねていきましょう。
なんとなく耳コピができるようになってくると、いろいろな発見があって楽しいですよ。
最初の1曲は、シンプルな弾き語りの曲から。
骨格が取れたら、あとは数をこなすだけです。
わからないことがあれば、コメントやメッセージでお気軽にどうぞ。

