手作業で2分30秒かかっていた処理が、40秒で終わりました。
3つのリージョンで実際に試した結果です。

こんにちは!弾き語りライブ歴20年以上、宅録コンテスト「録れコン」ファイナリストのほっしー(@studiohossy)です。

ストリップサイレンスは、リージョン内の無音や小さなノイズを自動で一気にカットする機能です。

手作業より素早く、しかも正確だからです。
音を聴きながら切っていく作業が、まるごと要らなくなります。

僕が実際に3つのリージョンで試したところ、所要時間は40秒
同じ処理を手作業でやり直したら2分30秒かかりました。

知る前の時間はなんだったのか、と思うはずです。

ストリップサイレンス機能とは

リージョン内の「無音」「小さなノイズ部分」を自動で一気にカットできる機能です。

歌っていないところ、弾いていないところには、部屋の音やマイクのノイズだけが残っています。
トラックが増えるほど、それが積み重なって全体のノイズになります。

手動で処理するよりも素早く正確に処理できるので、作業効率が上がります

Logic Proでのストリップサイレンス使用方法

適用したいリージョンを右クリックし、「分割」→「オーディオリージョンから無音部分を削除」 を選択します。

この画面が出てくるので、それぞれの値を設定します。

しきい値
どこまでを「無音やノイズ」と判断するか
無音として扱う最低限の時間
空白を無音と捉えるまでの時間
プリアタックの時間
カットする始まりの長さ。ボーカルのブレスなどを考慮するとき
ポストリリースの時間
カットする終わりの長さ。ギターのフェードアウトを切らないため
ゼロクロッシングを検出
チェックを入れると、分割位置が必ず0の値になる

「無音として扱う最低限の時間」を短くしすぎると、細かくブチブチ切れてしまいます。

波形の中には一瞬の空白もあるので、不自然にならない程度にしてください。

実際にかけてみた具体例

アクティブになっている3つのオーディオリージョンに、この機能をかけてみます。

3つともアコギなので、音の立ち上がりに対しては初期値のままでよいと判断しました。

ただし最後がフェードアウトになっているので、ポストリリースは長めに伸ばしています
ここを短くすると、余韻が途中で切れてしまうからです。

仕上がりはこのとおりです。
所要時間は40秒。はやい。

同じことを手作業でもやってみました。
音をチェックしながらの作業になるので、2分30秒かかりました。

作業の効率化だけでなく、ストレスもかなり減ります。

使うときに気をつけていること

自動といっても、任せきりにはできません。
気をつけているのは以下の3つです。

  • かけたあと、必ず通して聴く
  • フェードアウトのある曲はポストリリースを長めにする
  • 息づかいを残したいトラックには強くかけない

弾き語りの場合、ブレスや弦のこすれも演奏の一部です。

そこまで消してしまうと、機械的で冷たい印象になります。
残したいところは、プリアタックを長めにとってください。

うまくいかなかったときは、Command+Zで戻せます。

Logic Proで操作を元に戻す方法|Undoの使い方

よくある質問

ストリップサイレンスについて、よくいただく質問は以下のとおりです。

  • 元の音は消えてしまいますか?
  • 打ち込みトラックにも使えますか?
  • 細かく切れすぎたときは?
  • ミュートとどちらを使えばいいですか?

順番にお答えしていきます。

元の音は消えてしまいますか?

リージョンが分割されるだけなので、Command+Zで戻せます。

それでも不安なときは、リージョンを複製してから試してください。

打ち込みトラックにも使えますか?

オーディオリージョンに対する機能です。
打ち込みには使いません。

細かく切れすぎたときは?

「無音として扱う最低限の時間」を長めにして、かけ直してください。

一瞬の空白まで無音と判断されると、ブチブチに切れます。

ミュートとどちらを使えばいいですか?

いらない部分がはっきりしているならストリップサイレンス、あとで戻すかもしれないならミュートです。

部分的なミュート・ソロを行う方法

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まとめ

ストリップサイレンスは、無音や小さなノイズを自動でカットする機能です。

  • 右クリック → 分割 → オーディオリージョンから無音部分を削除
  • 短く設定しすぎるとブチブチ切れる
  • フェードアウトはポストリリースを長めに

僕の場合、手作業で2分30秒かかった処理が40秒で終わりました。

作業時間が半分以下になるので、使わない手はありません。

マスターして、作業を時短しましょう。
浮いた時間は、音を良くするほうに使えます。

わからないことがあれば、コメントやメッセージでお気軽にどうぞ。

ABOUT ME
ほっしー
サラリーマンをしている宅録系ブロガー。 『宅録をしたことのない人が、機材を揃えて作品を作ったり「歌ってみた」「演奏してみた」などで自由に表現できるようになる』をテーマに日々ブログを書いています。 宅録でアルバム3作品をすべて自分で制作した経験あります。 島村楽器主催の宅録コンテスト【録れコン】で全国約3000曲の中から最終選考ノミネートされました。