ギタリストの必需品「カポタスト」
カポタスト(イタリア語で「指板の頭〔先端〕」を意味するcapodastro、capo tasto、capotasto から)は、ギターやウクレレなどの弦楽器用アクセサリー、演奏補助器具のひとつである。略してカポと言われる。カポタストを付けた位置をナット位置(0フレット目)とみなして演奏することで、一般的なチューニングでは演奏が比較的困難な楽曲を、楽に演奏するために用いられることが多い。
Wikipediaより引用
つまり難しいキーの曲を簡単なキーに変換して弾くための必須アイテムです。
カポにも様々な種類がありますが、それによって使い勝手やチューニングの安定性も大きく異なってきます。
この記事を読むことで、カポの種類と特徴がわかります。ご参考にどうぞ。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、まずはカポの種類を知ることから始めましょう。
- レバータイプ
- ネジタイプ
- バネタイプ
- ゴムバンドタイプ
などがあります。
特徴と使い勝手
レバータイプ
![](https://studiohosshi.com/wp-content/uploads/2021/04/d47e224c7694c149a3690c1658e9018f-1024x768.jpeg)
市場で最も高いシェアを占める種類のカポタスト。
数多くのプロミュージシャンにも愛用者が多いです。
僕も長い間使っていました。
特徴はなんといっても【安定感】
「安定したチューニングと適度な締め付け具合」です。
手間のかからない素早い装着が可能。
![ほっしー](https://studiohosshi.com/wp-content/uploads/2021/02/7d91004b6fff1ccfe845364098e9ed9f-1-150x150.png)
レバーをカポっとやるとつけられるんだ。だからカポタストっていうんだよ
ギター初心者の友人に以前こういう風に教えてあげたら本気で信じられてちょっと引きました。。
シャブカポが好き
ネジタイプ
![](https://studiohosshi.com/wp-content/uploads/2021/04/20130417-victorcapo2.jpg)
ネジで締め付け具合を調節できるタイプです。
比較的安定していますが、
装着がワンタッチじゃないので多少の手間がかかるのがデメリットです。
バネタイプ
![](https://studiohosshi.com/wp-content/uploads/2021/04/52955b14645729bc375ecb7fbb34175d-1024x768.jpeg)
洗濯ばさみのようにネックを挟むだけ。
最も簡単に素早く装着できるタイプのカポですね。
僕は今これをメインで使っています。
何故僕がこれを使っているかというと、「簡単に素早く装着できる」というメリットから曲の途中でカポタストをずらくことも可能だからです。
・転調のとき(2カポ→3カポへ、など)
・キーは変わらないが途中から雰囲気をガラッと変えたいとき(7カポC→0カポGにするなど)
こんな場面で活躍してくれますし、バネ式カポはそういったシチュエーションでおすすめです。
使用しないときはギターのヘッドに挟んでおけばいいので置き場所にも困りません。
ただし、このバネ式カポは締め付け具合が調整できないことがデメリットです。
バネの強さだけなので、場合によってはチューニングが多少ズレたりする場合もあります。
それを引いてもメインで使う価値はあると思って僕は使ってます。
ゴムバンドタイプ
![](https://studiohosshi.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2658-1024x768.jpeg)
最も安価なのが最大のメリット。
使い方は、ネック部分をグルっと一周してベルトの穴で固定するかんじです。
穴は2か所あるのである程度の締め付け調整はできますが、
チューニングが安定しないし装着位置によっては弦がビビるのであまり実用性に向きません。
その他おススメ品
クイックドローカポ
![](https://studiohosshi.com/wp-content/uploads/2021/04/26cf4ee9f90f944daf0b49f23425e739-1024x768.jpeg)
数年前、一部のミュージシャンの間で熱く盛り上がったんですけど、
まだあまり知られていないかもしれません。
これすごいんですよ。
装着の仕方はゴムバンド式に近いんですけど、使っている素材がなんせ滑りやすいので
しっかり締め付けてあってもそのまま瞬時にカポ移動できるんです。力もほとんど入れず、スッと動くんです。
魔法みたいですよ。
これがあれば曲と曲のつなぎ目で演奏を止めることなく、瞬時にキーを変えることができます。
この動画を見てもらえばその凄さがわかると思います。
GuitarのTim Edeyが使っているのがクイックドロー系のカポタスト。
この4分半の間に8回もカポ移動しています。
僕はこの超絶ギタリストTim Edeyを見てクイックドローカポが欲しくなり
購入しました。
ただネックは国内の取り扱いがないということ。
海外のサイトでネット通販しないといけないので、ちょっと大変です。
っと書いたところで思い出しました。
僕の友人のホームページから購入できるようになっているので、
興味ある方は是非ご覧ください。
世界的に活躍しているアイリッシュフルートプレイヤー豊田耕三氏です。
SHOPから購入できます。
僕も海外のサイトから購入しようとしましたが、結局豊田さん経由で購入しました。
簡単に手に入ります。
さいごに
カポタストの種類と使い勝手を紹介しました。
安定性が抜群なのはレバータイプ
操作性が一番良いのはバネタイプ
そしてクイックドローカポはすごいぞ
という話でした。
また、カポタストにはアコースティックギター用、エレキギター用、クラシックギター用の3種類があります。
ギターそれぞれのネックの太さや形状(VネックやUネックなど)による違もあるので
カポを選ぶときは何用か確かめてから購入してください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました^^