(取材日:2026年11月2日)

こんな悩み、ありませんか?

  • 録音した自分の声を聴くと、思っていたのと違う
  • 低い音になると声がこもって、前に出てこない
  • ボイトレに行きたいけれど、近くに教室がない

自分で録って、自分で聴いて、自分で直す。宅録はこれの繰り返しです。でも、ここが一番しんどいところでもあります。自分の声の何が問題なのかは、自分では分からないからです。

こんにちは!弾き語り歴27年、宅録歴15年、「録れコン」ファイナリストのほっしー(@studiohossy)です。

今回は、完全オンラインのボイストレーニングVoiceCamp(ボイスキャンプ)の無料体験レッスンを実際に受けてきたので、その中身をまるごとお伝えします。

結論から言うと、VoiceCampは録音した自分の声を直したい人に向いています。理由は、自分で録った音源を事前に送って、レッスンで見てもらえる仕組みがあるからです。

実際、僕が「録音すると声が震えてピッチがずれて聞こえる」と相談したら、講師はその場でレッスンの内容を低音のトレーニングに切り替えてくれました。「このままだとマイクに乗らないですよ」という言葉が講師から出てきたときは、正直おっと思いました。

この記事を読めば、VoiceCampのレッスンが実際どんな流れなのか、料金はいくらで何が含まれるのか、そして公式サイトに書かれていない注意点まで分かります。

無料体験を受けたい方はこちら VoiceCampの公式サイトを見る

他のボイストレーニング教室とも比べたい方は、こちらのまとめ記事もどうぞ。 ボイトレ教室おすすめ7選

結論:録音した自分の声を直したい人に向いている

先に結論からお伝えします。VoiceCampは次のような強みを持ったスクールです。

  • 自分で録音した音源を事前に送って、レッスンで見てもらえる
  • 完全オンラインのマンツーマン。1回50分
  • 月1回・6,500円から始められる
  • 歌だけでなく、宅録・ナレーター向けの講座もある

とくに1つ目が大きいです。普通のボイトレは、その場で歌って、その場で指摘を受けて終わりです。でも宅録をする人が本当に困るのは、家で録った音源を聴き返したときの違和感のほうですよね。それを持ち込めるスクールは多くありません。

一方で、2ヶ月の継続期間があることと、当日の振替ができないことは先に知っておいたほうがいいです。このあたりも含めて、順番に見ていきます。

VoiceCampはどんなスクール?

VoiceCampは、株式会社モノクロマーケティング(神奈川県横浜市)が運営する完全オンラインの声優・ボイストレーニングスクールです。レッスンはすべてマンツーマンで行われ、公式サイトによると1コマ50分です。

コースは幅広く用意されています。

  • 声優コース
  • 歌・ボーカルコース
  • 演技コース
  • 朗読コース
  • 宅録・ナレーター講座
  • 声優養成コース
  • 話し方コース
  • 面接対策コース

名前だけ見ると声優向けのスクールに見えますが、歌・ボーカルと宅録・ナレーターの2つがあるのがポイントです。この2つなら、弾き語りや歌ってみたをやっている人にも最適です。

講師によると、法人が運営しているオンラインのボイトレで月1回から受けられるのはVoiceCampだけとのことでした。月1回なら6,500円なので、たしかに始めやすい価格ではあります。

レッスンにはGoogle Meetを使う

地味ですが、ここは触れておきたいところです。VoiceCampのレッスンはGoogle Meetで行われます。

理由はZoomより音質が安定しているからだそうです。そういえば、以前レッスンを受けた椿音楽教室もGoogle Meetでした(椿音楽教室のほうは、現在の体験レッスンはZoomで案内されているようです)。

歌を見てもらう以上、声がどう届くかはレッスンの質に直結します。通信の途中で音が潰れてしまっては、せっかくの指摘も的外れになりかねません。そこにアプリを選ぶ理由があるというのは、宅録をやっている側からすると納得のいく話でした。

Googleアカウントがあればブラウザだけで参加できるので、準備もかんたんです。

無料体験レッスンの流れ

実際に受けた体験レッスンの流れを書いておきます。公式サイトでは無料体験は30分、通常のレッスンは1コマ50分と案内されています。僕のときは20分ほどでした。

STEP1 ヒアリング

最初に「どういう目的で受けたいか」を聞かれます。

僕は

ほっしー
ほっしー

弾き語りをやっていて、歌のほうを見てほしい。

と伝えました。

ここで内容が決まります。僕の場合はセリフやナレーションではなく、歌寄りのレッスンに組み替えてもらえました。決まったカリキュラムを流すのではなく、目的に合わせて変えてくれるのは良かったです。

STEP2 実際に歌う

自分の曲をアコースティックギターで弾き語りしました。低めのキーの曲です。

歌い終わったあとに「低音が苦手で、歌い出しが震える」「録音して聴くとピッチがずれて聞こえる」と相談しました。

STEP3 悩みに合わせたトレーニング

相談した低音に絞って、発声のトレーニングをしてもらいました。内容は次の章に詳しく書きます。

STEP4 座学

紙に図を描きながら、母音ごとの息の量についてクイズ形式で教わりました。これがおもしろかったです。

STEP5 質疑応答とコース説明

料金、レッスン時間、休会、振替、講師の変更など、気になることを全部聞きました。最後にコースの説明があって終わりです。

教わった低音の出し方

低音の出し方のコツをレッスンしてもらいました。そのまま試せるように、教わった内容を記録しておきます。

とにかく脱力する

講師の最初の一言がこれでした。

低音に関しましては、もう大前提リラックスっていうのが最重要になってくる

肩と首の力を完全に抜きます。使うのはお腹だけです。低い音を出そうとすると、どうしても体に力が入りますが、それが逆効果だということでした。

喉ではなく胸に響かせる

低音というと喉で出すイメージがありますが、そうではないそうです。

響かすところも、だいたい喉の印象が結構強いんですけど、本当は胸で響かすっていうイメージです

声2割、息8割

これが一番意外でした。

声の息の量のバランスは、震わせるのが2割で息が8割ぐらいのイメージです

声を張るのではなく、息をたっぷり混ぜます。しかも音が低くなるほど息は増やすとのことでした。

ボリュームは下がるけど息の量は減らしちゃだめ。むしろ増やす意識でやっていかないと、声が前に飛ばないんですよね。低音って。

下から弧を描いて前に飛ばす

低い音を出そうとすると、声が下に落ちていきます。これがダメなんだそうです。

落ちていっちゃうから。それだとマイクに乗らないし、前に飛ばないから。

イメージとしては、ソフトボールのアンダースローやボウリングの投球。下から弧を描いて、前に放る感じです。

宅録をやっている身として、ここは刺さりました。「マイクに乗らない」という言葉が出てきたからです。録音した声が痩せて聞こえる原因が、機材ではなく発声の側にもあると分かったのは収穫でした。

鍵盤を使って下げていく練習

実際の練習はこうです。

  1. ピアノアプリなどで鍵盤を出す
  2. 母音は「お」の形で発声する
  3. C4(ド)から1音ずつ下げていく(B3→A3→G3→F3→E3→D3→C3)
  4. 下がっても息の量は減らさない。むしろ増やす

目安も教えてもらいました。男性ならD3(レ)まで出せていれば標準クリアだそうです。C3はオペラ歌手レベルなので、出なくても気にしなくていいとのことでした。

回数やセット数の指定はありませんでした。弾き語りの前や、低音が気になるときに使うトレーニングという位置づけです。

母音によって必要な息の量が違う

座学で教わった話です。「あ・い・う・え・お」で、必要な息の量が変わるという内容でした。

「あ」を50%(基準)としたときの比較です。

母音息の量理由
あ50%(基準)真ん中
い少ない口の手前で発声するため
う多い口の奥から出すため
え少ない「い」と同じく口の手前
お多い「う」と同じく口の奥から

口の奥から出す母音ほど、息が必要になるという理屈です。

あわせて注意点も教わりました。「い」や「え」を出すときに、前に突き出して「いー!」と力むと耳に痛い音になります。後ろに引き込むイメージで優しく出すのがコツだそうです。

言われてみれば、録音した自分の声で耳につくのは、だいたい「い」と「え」の音です。思い当たる方も多いのではないでしょうか。

録音した音源を事前に送って見てもらえる

VoiceCampで一番おすすめしたいのがこれです。

自分で録音した音源を公式LINEに送っておくと、レッスンでそれを見てもらえます。

これ、宅録をやっている人にとってはかなり大きいです。

ボイトレは普通、その場で歌ってその場で指摘を受けます。でも家で録った音源には、その場では出ない問題が出ます。マイクとの距離、部屋の響き、何テイクも録ったあとの疲れた声。そういうものを持ち込んで相談できるのは、オンラインならではです。

実質的にオンラインの添削として使えます。ここは他のボイトレ教室と比べても差が出る部分だと思います。

無料体験を受けたい方はこちら VoiceCampの公式サイトを見る

料金とコース

公式サイトに掲載されている料金は次のとおりです。

コース月額(税込)
月1回6,500円
月2回12,100円
月4回22,000円
月6回29,700円

入会金は9,800円です。

ただし公式サイトには、2026年11月時点で次のキャンペーンが出ています。

  • 月4回以上のコースで入会すると、入会金9,800円が0円
  • 月4回コースは初月11,000円、月6回コースは初月14,850円(初月半額)

いずれも2026年11月以降に入会する方が対象で、予告なく終了する場合があると書かれています。申し込む前に最新の条件を確認してください。

なお月1回・月2回のコースは、入会金0円の対象外です。ここは見落としやすいので注意してください。

1コマ50分で月6,500円から。マンツーマンのレッスンとしては、始めやすい価格帯だと思います。

体験して分かった注意点

いい話ばかりでは参考にならないので、気をつけたほうがいい点も書いておきます。

2ヶ月の継続期間がある(体験時の説明)

体験レッスンでは「最低2ヶ月は続けてほしい」と説明がありました。変化を実感してもらうためだそうです。違約金はなく、2ヶ月以内にやめても入会金をあとから請求されることはないとのことでした。

ただしこの継続期間は公式サイトには書かれていません。特定商取引法に基づく表記には「1か月ごとに自動更新」とあるだけです。気になる方は申し込み前に確認してください。

当日のキャンセル・振替はできない

当日の連絡では振替できません。公式サイトによると、前日までに連絡すれば、レッスン日から最大2週間後までの日に無料で振り替えられます。

仕事の都合で直前まで分からない方は、この点は注意が必要です。

退会・休会すると、未消化のレッスンは消える

特定商取引法に基づく表記には、退会または休会の効力が生じた時点で未消化のレッスンと繰り越し分は失効すると書かれています。

手続きの期限も確認が必要です。公式には「次回決済日の14日前まで」とありますが、体験レッスンでは「休会したい月の前々月末日まで」と案内されました。どちらで運用されているかは、申し込む前に聞いておいたほうが安全です。

声優スクールとしての色はある

コース名を見ると分かるとおり、母体は声優スクールです。歌・ボーカルコースはありますが、「歌一本の専門校」ではありません。

とはいえ、僕が「歌を見てほしい」と伝えたら歌寄りに組み替えてくれましたし、講師の説明も納得のいくものでした。セリフも歌も、腹式呼吸と発声の基礎は同じという考え方だそうです。

勧誘はありませんでした

体験レッスンでいちばん不安なのが、そのあとの勧誘ですよね。

結論から言うと、強引な勧誘はありませんでした。

レッスンと質疑応答が全部終わったあとに、一度だけコースの説明があります。そのあとは「お気軽にお楽しみいただけるサービスになっておりますので、ぜひやってみてくださいね」という案内で終わりでした。「特にないです」と答えたら、それ以上は何もありません。

この点は安心して受けられると思います。

VoiceCampが向いている人・向いていない人

ここまでの内容をまとめます。

向いている人

  • 録音した自分の声を直したい人
  • 近くにボイトレ教室がない人
  • まずは月1回から、安く試してみたい人
  • 歌だけでなく、ナレーションや話し方にも興味がある人

向いていない人

  • その場の勢いで1回だけ受けてみたい人(2ヶ月の継続期間があるため)
  • 仕事の都合で当日キャンセルが多くなりそうな人
  • 対面で、同じ部屋の空気を共有しながら習いたい人

よくある質問

VoiceCampについてよくある質問をまとめました。

Q. 1回のレッスンは何分ですか?

1コマ50分です。無料体験は公式サイトでは30分と案内されています。僕のときは20分ほどでした。

Q. 講師は選べますか?

指名も変更もできます。コースを変えても料金は変わらないそうです。マンツーマンは相性が大事なので、変えられるのはありがたいですね。

Q. 予約や連絡はどうやってするのですか?

公式LINEでやりとりします。レッスンの予約は、レッスンの中で翌月分を決める形です。初回だけLINEで調整します。

Q. レッスンは何のアプリを使いますか?

Google Meetです。Zoomより音質が安定しているからだそうです。Googleアカウントがあれば、ブラウザからそのまま参加できます。

Q. 歌がうまくないと受けづらいですか?

そんなことはありません。僕のときも、まず「どうなりたいか」を聞いてから内容を決めてくれました。うまい下手ではなく、どこを直したいかを言えれば大丈夫です。

Q. 楽器を弾きながらでも見てもらえますか?

僕はギターで弾き語りをした状態で見てもらいました。問題ありませんでした。

まとめ:録音した自分の声と向き合いたい人へ

VoiceCampの無料体験を受けて、一番よかったのは「マイクに乗る声」という考え方を教わったことでした。

宅録をしていると、うまく録れない原因をつい機材のせいにします。マイクを変えようか、インターフェースを変えようか、と。でも低音が前に飛んでこないのは、発声の側の問題かもしれない。そう思えただけで、受けた価値がありました。

VoiceCampをおすすめしたいのは、こういう方です。

  • 録音した自分の声を、人に聴いてもらって直したい
  • 近くに教室がなく、オンラインで完結させたい
  • 月1回から、無理のない範囲で始めたい

VoiceCampは完全オンラインのマンツーマンで、1コマ50分、月1回なら6,500円から受けられます。自分で録った音源を事前に送って見てもらえるので、宅録をやっている人とは相性がいいはずです。

逆に、2ヶ月の継続期間や当日振替ができない点が気になる方は、他の教室も見比べてから決めるのがいいと思います。

無料体験は無料で、しつこい勧誘もありませんでした。合わなければ断ればいいだけなので、気になった方は一度受けてみてください。自分の歌について誰かに意見をもらう機会は、独学を続けているとなかなかありません。

無料体験レッスンを受けたい方はこちら VoiceCampの公式サイトを見る

他のボイストレーニング教室とも比較したい方は、こちらの記事も参考にしていただけると嬉しいです。 ボイトレ教室おすすめ7選

それでは、また。

ABOUT ME
ほっしー
サラリーマンをしている宅録系ブロガー。 『宅録をしたことのない人が、機材を揃えて作品を作ったり「歌ってみた」「演奏してみた」などで自由に表現できるようになる』をテーマに日々ブログを書いています。 宅録でアルバム3作品をすべて自分で制作した経験あります。 島村楽器主催の宅録コンテスト【録れコン】で全国約3000曲の中から最終選考ノミネートされました。