独学で3年やってきたけど、ここから先が伸びない。

コード進行も、なんとなくで選んでいる気がする…

こんにちは!弾き語りライブ歴20年以上、宅録コンテスト「録れコン」ファイナリストのほっしー(@studiohossy)です。

ほっしー
ほっしー

その感覚、よく分かります。僕も同じところで長く止まっていました。

今回は、JBG音楽院という社会人向けのDTM作曲スクールを調べました。

JBG音楽院は、独学で行き詰まった人が音楽理論から立て直すための学校です。DAWの操作を教えるスクールではありません。

公式が公開している受講生データを見ると、その性格がはっきり出ています。約7割が独学出身。音楽歴5〜10年の層が厚く、公式はこれを「独学で作曲を学ぶ限界」と書いています。

ただし、受講料は1年コースで708,400円(税込)です。月謝制の音楽教室とは性質がまったく違うので、まず金額から確認してください。

この記事について

私自身はまだJBG音楽院を受講していません。この記事は公式サイトで公開されている情報を整理してまとめたものです。実際に説明会や体験レッスンを受けたら、そのときの様子を追記します。

結論:JBG音楽院は独学で伸び悩んだ社会人向け

判断の分かれ目は、独学の年数、予算、使っているDAWの3つです。

あなたの状況JBG音楽院は向いている?
独学でやってきたが、理論が分からず頭打ち◎ とても向いている
受講生の約7割が独学出身
働きながら本気で作曲を学びたい◎ とても向いている
社会人85%。週1回3時間・振替あり
Logic Proを使っている◎ とても向いている
授業はLogic Proが中心
まずDAWの操作を覚えたい✕ 向いていない
操作だけなら独学で足ります
月1万円前後で気軽に習いたい✕ 向いていない
1年で70万円台。性質が違います
東京・大阪に通えず、上位コースを受けたい✕ 向いていない
オンライン校はスタンダードのみ

無料の学校説明会・体験レッスンはこちら

JBG音楽院の料金

数字はすべて2026年9月11日時点の公式サイトで確認したもので、税込・手数料込の表記です。

3つのコースと料金

コース期間・総時間現金一括学べる範囲
スタンダード1年/108時間708,400円基礎教養+作曲の基本
マスター1年半/162時間1,124,200円+歌モノ制作・レコーディング
アドバンス2年/213時間1,540,000円+ストリングス/ホーン/ミックス

分割払いもありますが、総額は上がります。たとえばスタンダードコースの18回払いは月39,930円で、総額839,740円。一括より131,340円多くかかる計算です。

現金一括は銀行振込のみで、カードでの一括払いはできません。カードは分割のみです。

単科受講の料金

基礎にあたる「コアプログラム」だけを単独で受けることもできます。

受講の仕方現金一括
コアプログラム単科(基礎のみ)352,000円
メインプログラム1(追加)415,800円
メインプログラム2(追加)475,200円
メインプログラム3(追加)475,200円

公式も「やや割高になります」と明記しています。実際、コア352,000円+メイン1の415,800円=767,800円で、最初からスタンダードコース(708,400円)を選ぶより59,400円高くなります

それでも、続けられるか分からない段階で全額を払わずに済むのは大きいところです。公式も単科受講を「まず基礎的なところから試しにやってみたい」という方向けと案内しています。

受講料に含まれるもの、別にかかるもの

  • 含まれる……テキスト代、実習費
  • 別にかかる……DTM機材(Mac、Logic Pro、ヘッドホン、MIDIキーボード)

教室には1人ずつ機材が用意されていますが、復習と課題制作があるため、入学から約2ヶ月半後の「DTM基礎」が始まるまでには自分でも同じ環境をそろえることが推奨されています。

そろえる機材と予算は、宅録機材の完全ガイドにまとめています

割引クーポンと免除試験

メルマガと公式LINEの登録者に、最大10万円の割引クーポンが不定期で配布されると公式に書かれています。

また、コアプログラムには免除試験(4科目)があり、パスした科目数に応じて受講料が減額されます。4科目中2科目をパスすればコアプログラム分が半額です。すでに理論を独学している方は、ここで下がる可能性があります。

JBG音楽院の特徴

公式が掲げているのは「DTAM」という考え方です。DAWの操作(DTM)だけでは完結せず、音楽理論とレコーディング・ミックスといったアナログの知見まで含めて教える、という立て方をしています。

音楽理論から学ぶコアプログラム

全員がまず「コアプログラム」を受けます。中身は音楽理論・聴音/ソルフェージュ・DTM基礎・キーボード基礎の4科目。半年間、週1回3時間で全18回です。

つまり楽譜の読み書きと耳のトレーニングから始まります

独学でつまずくのは、たいていここです。ソフトの使い方はネットで調べられますが、「なぜこのコードなのか」は調べても断片しか出てきません。

最大6名の少人数

セミマンツーマン形式で、1クラス最大6名。講師が全員の習熟度を把握できる規模にしてあります。

ただし開講には最低3名が必要と明記されています。希望の曜日やクラスが開かれない場合がある、という意味です。

週1回3時間、平日夜か土日

授業は土日か平日夜間が中心で、同じ週の別曜日クラスへ振替出席できます。急な残業や出張があっても、その週のうちに受け直せる形です。

授業の録音も可能で、動画教材と合わせて復習できます。教材は卒業後もずっと使えるとのことです。

講師陣

バークリー音大修了者、オリコン1位を輩出したプロデューサー、劇伴・アニソン・ゲーム音楽の制作者、現役レコーディングエンジニアなど15名超。

公式に掲載されている制作実績には、King & Prince『なにもの』、欅坂46『アンビバレント』、乃木坂46『Sing Out!』などが並びます(2026年7月に統合した東京DTM作曲音楽学校での制作を含む、と注記されています)。

JBG音楽院の受講生データ

公式が受講生1,000名超のデータを公開しています(2026年8月時点の集計)。

項目数字
社会人の比率85%
女性の比率40%
独学出身約7割
入学時にDTM未経験約6割
年齢層20〜30代が中心。10代から50代以上まで
職業半数以上が会社員

受講生の約7割が独学出身です。公式は「独学で試行錯誤を重ねた末にたどり着く」「最後の駆け込み寺」と書いています。

音楽歴の分布では5〜10年の層が厚く、ここを「独学で作曲を学ぶ限界」と表現しています。3年やって伸び悩んでいるなら、まだ限界ではないのかもしれません。

受講生の居住地

居住地のデータに、東京校へ長野県・新潟県・静岡県から、大阪校へ愛知県・岡山県から新幹線で通っている方がいると書かれています。

週1回なので、月4回の往復になります。交通費は受講料とは別にかかるので、総額で考えてください。

JBG音楽院オンライン校の条件

全国どこからでも受講できるオンライン校がありますが、通学とは条件が3つ違います。

1|スタンダードコースのみ

公式に「JBGオンラインでは登竜門となるスタンダードコースのみの開講です」と明記されています。歌モノ制作やミックス研究まで進みたい場合は、東京校か大阪校に通うことになります。

2|Logic Proが必須

通学の場合、使用するDAWの指定はありません。公式のよくある質問にも「使用OSやソフトを指定することはありません」とあります。

ところがオンライン校の準備物には「DAWソフト Logic Pro(必須)」と書かれています。パソコンもMacBookが推奨です。

Windows+Cubaseで宅録をしている方は、オンライン校では環境をそろえ直す必要があります。ここは申し込む前に必ず確認してください。

DAWソフトの違いについてはこちらにまとめています

3|必要な機材

  • パソコン(MacBook推奨。Logic Proが安定して動くモデル)
  • Logic Pro(必須)
  • MIDIキーボード(49鍵以上を推奨)
  • 安定したインターネット環境(有線推奨)
  • Webカメラとマイク(Mac内蔵でも可)
  • ヘッドホンまたはモニタースピーカー

レッスンはZoomで、画面共有と手元カメラを使って進みます。→ モニターヘッドホンの選び方はこちら

デメリットと、その対策

公式情報を読み込んで気になったのは4点。いずれも申し込む前に知っておけば判断できます。

受講料が高い

1年で708,400円。月謝制の音楽教室(月1万円前後)とは桁が違います。

→【対策】いきなりコースを決めず、まず単科のコアプログラム(352,000円)で試すという手があります。それでも高いと感じるなら、この学校は選択肢から外していいと思います。無理をして払うものではありません。

オンライン校はスタンダードコースだけ

上位コースは東京校・大阪校のみです。

→【対策】まずスタンダードで基礎を固め、その先に進みたくなった時点で通学を検討する、という順番なら成立します。説明会でオンラインから通学への切り替えが可能かを確認しておきましょう。

オンラインはLogic Pro必須

Windowsユーザー、Cubaseユーザーには実質的な追加コストになります。

→【対策】通学であればDAWの指定はありません。通える範囲に校舎があるなら、この制約は関係なくなります。

開講に最低3名が必要

1クラス最大6名の少人数制の裏返しで、開講には最低3名が必要です。

→【対策】希望の曜日と時間帯が開講される見込みがあるかを、説明会のときに聞いてください。特にオンライン校や大阪校では確認しておいたほうが安全です。

JBG音楽院が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 独学でやってきて、理論が分からず頭打ちになっている人
  • 働きながら、本気で作曲を学びたい社会人
  • Logic Proを使っている人(オンライン校なら必須)
  • コードの選び方を「なんとなく」で済ませたくない人
  • 作曲だけでなく、レコーディングやミックスまで一通り身につけたい人
  • 生成AIで作り始めたが、理想に届かないと感じている人

向いていない人

  • DAWの操作方法だけを知りたい人……それは独学と当サイトの記事で足ります
  • 月1万円前後で気軽に習いたい人……価格帯がまったく違います
  • すぐに結果がほしい人……コアプログラムだけで半年かかります
  • Windows・Cubaseで、かつオンライン校しか選べない人……環境をそろえ直すことになります
  • 弾き語りの歌や演奏だけを上達させたい人……作曲とDTMの学校です

歌やボーカルを鍛えたい方へ

発声や歌唱を見てほしいのであれば、ボイストレーニングのほうが目的に合います。ボイトレ教室おすすめ6選で、月1万円前後の教室を比較しています。

よくある質問

JBG音楽院のよくある質問についてお答えします。

Q. 音楽未経験でも入学できますか?

A. できます。全員がまず基礎のコアプログラムを受け、楽譜の読み書きやDTMの基本操作から始まります。実際、入学時にDTM未経験だった人が約6割です。

Q. 授業は1回どれくらいですか?

A. 週1回、1回3時間です。メインプログラム2のレコーディング実習だけはスタジオでの課外授業で、2コマ分(6時間)になります。

Q. 仕事で行けない週があったらどうなりますか?

A. 振替出席制度があり、同じ週の別曜日クラスに振り替えられます。授業の録音も可能です。

Q. DAWはLogic Proでないとダメですか?

A. 通学なら指定はありません。授業ではLogic Proを主に使いますが、他のDAWでも受講できます。ただしオンライン校はLogic Proが必須です。

Q. 支払い方法は?

A. 現金一括(銀行振込)か、クレジットカードの分割払いです。カードでの一括払いはできません。

Q. 途中でコースを変えられますか?

A. 上位への変更ができます。コース修了後に、未受講のメインプログラムを追加受講する形です。

Q. 気になる講座だけ受けられますか?

A. コアプログラムだけの受講は可能ですが、メインプログラムだけは受けられません。コア→メイン1→2→3と順に進むカリキュラムだからです。ただしコアプログラム免除試験をパスすれば、メインプログラム1から受講できます。

Q. AIで曲が作れる時代に、学ぶ意味はありますか?

A. 公式はこう答えています。生成AIは誰でも一定水準の曲を数分で作れるようにしたが、そこから一曲を引き上げるには「どのテイクを採り何を直すかを聴き分け、判断できる耳」が要る、と。JBGはAIを敵視せず、人とAIの持ち場の分け方まで指導に含めているそうです。

独学で試せること

70万円は、簡単に出せる金額ではありません。

先に確かめてほしいのは、独学でやれることをやり切ったかどうかです。公式のデータでも、伸び悩みが起きるのは音楽歴5〜10年あたり。始めて1〜2年なら、まだ独学で伸びる余地があります。

そのうえで「独学では限界だ」とはっきり感じているなら、説明会は無料です。入学を決めていなくても相談だけで大丈夫、と公式にも書かれています。

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まとめ

JBG音楽院は、独学で行き詰まった社会人が音楽理論から立て直すためのDTM作曲スクールです。

  • 受講料は1年のスタンダードコースで708,400円(税込・現金一括)
  • 単科のコアプログラムだけなら352,000円
  • 週1回3時間、平日夜か土日。振替出席あり
  • 1クラス最大6名。開講には最低3名が必要
  • 受講生の約7割が独学出身、社会人が85%
  • 東京校・大阪校・オンライン校。オンラインはスタンダードのみ、Logic Pro必須

価格で判断が分かれる学校だと思います。ただ、独学の何年かを無駄にしてきた実感がある方には、理論から立て直すという選択肢は知っておく価値があります。

説明会は無料で、入学を決めていなくても相談だけで構いません。話を聞いたうえで合わなければ、断って大丈夫です。

無料の学校説明会・体験レッスンはこちら

わからないことがあれば、コメントやメッセージでお気軽にどうぞ。

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ほっしー
サラリーマンをしている宅録系ブロガー。 『宅録をしたことのない人が、機材を揃えて作品を作ったり「歌ってみた」「演奏してみた」などで自由に表現できるようになる』をテーマに日々ブログを書いています。 宅録でアルバム3作品をすべて自分で制作した経験あります。 島村楽器主催の宅録コンテスト【録れコン】で全国約3000曲の中から最終選考ノミネートされました。