YouTubeチャンネルアートの作り方|サイズと安全領域の考え方を解説
チャンネルを作ったあと、上の大きな帯が真っさらなままになっていませんか。
こんにちは!弾き語りライブ歴20年以上のほっしー(@studiohossy)です。
覚えるべき数字は2つだけです。画像は2560×1440ピクセルで作り、大事な文字は中央の1235×338ピクセルに収める。これで完成します。
バナー画像は見る端末によって切り取られる範囲が変わり、どの端末でも必ず表示されるのが中央の1235×338ピクセルだからです。
テレビでは全体が表示され、スマホでは中央の細い帯しか見えません。
外側にどれだけ凝った絵を置いても、スマホの視聴者には見えていないということです。
つまり、力を入れる場所は中央だけで十分です。
この記事では、公式の仕様、作り方の手順、うまく表示されないときの対処法までまとめました。
後半では音楽系チャンネルのチャンネルアートに何を入れるか——顔出ししない場合の作り方も扱っています。
YouTubeチャンネルアートとは、チャンネルページ上部の帯状の画像

チャンネルページを開いたとき、いちばん上に横長で表示される画像のことです。
まずは基本を押さえましょう。
公式の名前は「バナー画像」
YouTubeの管理画面に「チャンネルアート」という項目はありません。
現在は「バナー画像」という名前になっています。
「チャンネルアート」は以前の呼び方で、いまも通称として広く使われています。
同じものを指しているので、設定を探すときは「バナー画像」を見てください。
何のためにあるのか
視聴者が動画を気に入ってチャンネルページに来たとき、最初に目に入るのがこの帯です。
ここで伝えられるのは、主に以下の3つです。
- 何をやっているチャンネルなのか
- どんな雰囲気の人がやっているのか
- どれくらいの頻度で更新しているのか
「登録しようかな」と迷っている人の背中を押す場所、と考えると分かりやすいです。
アイコン・透かしとセットで設定する
実は、バナー画像は単体で設定するものではありません。
同じ画面で、以下の3つをまとめて設定します。
- プロフィール写真(アイコン)
- コメント欄や検索結果に出る丸い画像。98×98ピクセルで表示されるので、細かい文字は読めません。ファイルは15MB以下、JPG・GIF・BMP・PNGが使えます(動くGIFは不可)。
- バナー画像(チャンネルアート)
- この記事の主役。チャンネルページ上部の横長画像です。
- 動画の透かし(ウォーターマーク)
- 再生中の動画の右下に出る小さな登録ボタン。150×150ピクセル以上・1MB未満の正方形画像を設定します。パソコンとスマホの横向き表示で出ます。
3つとも同じロゴを使い回せば、一度作るだけで済みます。
せっかく設定画面を開いたなら、まとめてやってしまいましょう。
チャンネル開設からの流れはこちらにまとめています。
» YouTubeの始め方|準備から収益化方法までまるごと解説!
チャンネルアートのサイズと形式【公式仕様】

ここはYouTubeヘルプに書かれている数字をそのまま押さえます。
ネット上には古い数値も残っているので、注意してください。
サイズは「2560×1440ピクセル」で作れば間違いない
公式の指定は以下のとおりです。
- 最小サイズ
- 2048×1152ピクセル(アスペクト比16:9)。これを下回るとアップロードできません。
- 推奨サイズ
- 2560×1440ピクセル。テレビの大画面でも粗くならないサイズです。
- 安全領域
- 1235×338ピクセル。テキストやロゴは、この中央の範囲に収めます。
- ファイルサイズ
- 6MB以下。
迷ったら2560×1440ピクセルで作る。
これだけ覚えておけば大丈夫です。
実質いちばん大事なのは「安全領域」
バナー画像は、見る端末によって切り取られる範囲が変わります。
テレビでは全体が表示され、スマホでは中央の細い帯しか見えません。
どの端末でも必ず表示されるのが、中央の1235×338ピクセルです。
つまり、チャンネル名・ロゴ・更新日といった「読ませたい情報」は、すべて中央の安全領域に入れます。外側は背景として使う場所です。
デザインツールのYouTubeバナー用テンプレートには、この安全領域のガイドが最初から入っていることが多いので、それに沿って置けば失敗しません。
逆に言うと、外側にどれだけ凝った絵を置いても、スマホの視聴者には見えていません。
力を入れる場所を間違えないようにしましょう。
ファイル形式の選び方
形式は用途で選びます。
迷ったら以下のとおりです。
- 写真やグラデーションが中心……JPEG
- ロゴや文字が中心……PNG(輪郭がぼやけません)
なお、公式には「シャドウ、枠線、フレームなどの装飾を画像に付けないでください」という注意書きがあります。
自分で影や枠を描き込むと、端末ごとの切り取り位置とずれて不自然になるためです。
デザインは画像の中身だけで完結させましょう。
YouTubeチャンネルアートの作り方【4ステップ】

作り方は以下の4ステップです。
慣れれば30分ほどでできます。
- 使うツールを決める
- テンプレートを選ぶ
- 文字と画像を配置する
- アップロードして位置を調整する
使うツールを決める
初めてならCanvaで十分です。
ブラウザで使えて、YouTubeバナー用のサイズが最初から用意されています。
Canvaの基本的な使い方は、CDジャケットを作る記事で解説しています。
考え方はそのまま使えます。
すでにPhotoshopなどを使っている方は、そのままで問題ありません。
新しく買い足す必要はまったくない部分です。
テンプレートを選ぶ

ゼロから作るより、テンプレートを直したほうが速くてきれいに仕上がります。
選ぶときのポイントは以下です。
- 中央にしっかり余白があるもの(安全領域に文字を置けます)
- 色とフォントを差し替えやすいもの
- 要素が詰まりすぎていないもの
人気のテンプレートはそのまま使うと他のチャンネルとかぶります。
色とフォントだけでも変えておきましょう。
文字と画像を配置する
配置のルールはシンプルです。
- チャンネル名は中央、いちばん大きく
- その下に、何をやっているかを一行で
- 背景と文字のコントラストを強くする
- 背景に写真を使うなら、少しぼかす
文字を置いたら、画面を縮小して見てみてください。
読めなければ、文字を大きくするか、情報を減らします。
アップロードして位置を調整する
設定はYouTube Studioから行います。
手順は以下のとおりです。
- YouTube Studioを開く
- 左メニューの「カスタマイズ」を選ぶ
- 画像を設定するタブを開く(「プロフィール」または「ブランディング」と表示されます)
- バナー画像の「変更」から画像を選ぶ
- プレビューで切り抜き位置を調整して「完了」
- 右上の「公開」を押す
最後の「公開」を押し忘れると反映されません。
「変更したのに変わらない」の原因は、たいていこれです。
アップロード時のプレビュー画面では、テレビ・パソコン・スマホでの見え方を切り替えて確認できます。
スマホ表示で文字が切れていないか、必ず見ておきましょう。
音楽系チャンネルのチャンネルアートには何を入れる?

歌ってみたや弾き語り、宅録のチャンネルでは、入れるべき情報がある程度決まっています。
入れるのは3つだけでいい
安全領域は横長で、そこまで広くありません。
入れるのは以下の3つに絞りましょう。
- 活動名……動画で名乗っている名前と揃えます
- 何をやっているか……「弾き語り/歌ってみた」「宅録のコツ」など一行で
- 更新のタイミング……「毎週金曜更新」など、あれば
SNSのIDを入れる方も多いですが、バナー画像の文字はクリックできません。
リンクはチャンネルの概要欄に登録しておくほうが実用的です。
顔出ししない場合はどうする
音楽系は顔を出さない方が多いので、背景に困りがちです。
使いやすいのは以下の3つです。
- 楽器や手元の写真……自分で撮ったギターやマイクの写真。実物なので説得力が出ます
- 作業机の写真……宅録系ならこれが一番わかりやすいです
- 単色+ロゴ……いちばん簡単で、失敗しません
写真を使うときは、全体を少し暗くするかぼかすと文字が読みやすくなります。
サムネイル・オープニングと色を揃える
チャンネルアートだけ格好良くしても、一覧に並ぶサムネイルがバラバラでは印象が散らかります。
以下の3か所で、色とフォントを共通にしてください。
- チャンネルアート(バナー画像)
- サムネイル
- オープニング動画
→ YouTubeサムネイルの作り方
→ YouTubeオープニング動画の作り方
使う写真・画像の権利に注意
好きなアーティストの写真やジャケット画像を背景に使うのは避けてください。
チャンネル全体の印象を左右する場所なので、権利の問題が起きたときの影響も大きくなります。
フリー素材を使う場合も、商用利用の可否とクレジット表記の要否を配布元で確認しましょう。
見栄えを良くする3つのコツ

デザインが得意でなくても、この3つを守れば形になります。
色は3色までにする
使う色を背景色・文字色・差し色の3つに絞ると、それだけで整って見えます。
色数が増えるほど、素人っぽい印象になります。
迷ったら減らす方向で調整しましょう。
余白を怖がらない
空いている場所を埋めたくなりますが、余白があるほど中央の文字が目立ちます。
そもそも安全領域の外はスマホでは表示されないので、詰め込んでも届きません。
外側は思い切って背景だけにしてしまいましょう。
影や枠を描き込まない
公式にも「シャドウ、枠線、フレームなどの装飾を追加しないでください」と書かれています。
画像の端は端末ごとに切り取られるため、自分で描いた枠は途中で切れて不格好になります。
装飾で誤魔化さず、文字と背景のコントラストで見せましょう。
うまく表示されないときの対処法

よくあるつまずきと、その対処法をまとめました。
アップロードできない
まず、以下の2点を確認してください。
- 画像が2048×1152ピクセル以上あるか
- ファイルサイズが6MB以下か
この2つのどちらかを外していると、そもそも受け付けられません。
写真をそのまま使うと6MBを超えやすいので、書き出すときにJPEGで圧縮しましょう。
変更が反映されない
順番に確認していけば、たいてい解決します。
- 右上の「公開」を押したか確認する
- 少し時間をおいてから見直す
- ブラウザのキャッシュをクリアするか、シークレットウィンドウで開く
- 別の端末やスマホアプリで確認する
自分のブラウザに古い画像が残っているだけ、というケースがかなり多いです。
他の人には新しい画像が見えていることもあります。
文字が切れる・読めない
安全領域からはみ出しているのが原因です。
中央の1235×338ピクセルの内側に、文字がすべて収まっているか確認してください。
アップロード時のプレビューでスマホ表示に切り替えると、その場で分かります。
チャンネルアートについてよくある質問

よくある質問をまとめました。
チャンネルアートは無くてもいい?
無くても動画は投稿できますし、再生もされます。
ただ、チャンネルページに来た人が「続きを見るかどうか」を決める材料が1つ減ります。
単色の背景にチャンネル名を置いただけのものでも構いません。
30分あれば作れるので、空欄のままにしておくのはもったいない部分です。
スマホだけでも作れる?
作れます。
Canvaのスマホアプリでも、YouTubeバナー用のサイズが選べます。
設定も、YouTube Studioアプリの「カスタマイズ」から変更できます。
ただし、切り抜きの微調整はパソコンのほうがやりやすいので、細かく詰めたい方はパソコンを使うのがおすすめです。
どのくらいの頻度で変えるべき?
頻繁に変える必要はありません。
むしろ変えないほうが覚えてもらえます。
変えるとしたら、以下のようなタイミングです。
- チャンネルでやることが変わったとき
- 更新頻度を書いていて、それが変わったとき
- ライブや音源リリースなど、告知したいことができたとき
サムネイルとは何が違う?
役割がまったく違います。
- サムネイル……1本の動画を「見てもらう」ための画像。動画ごとに作ります
- チャンネルアート……チャンネル全体を「知ってもらう」ための画像。基本は1枚だけ
再生数に直接効くのはサムネイルのほうです。
時間をかける優先順位としては、サムネイルが先と考えて構いません。
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まとめ

チャンネルアート(バナー画像)で覚えることは、実質2つだけです。
- 画像は2560×1440ピクセルで作る(最小2048×1152・6MB以下)
- 読ませたい文字は中央の1235×338ピクセルに収める
音楽系のチャンネルなら、入れるのは「活動名」「何をやっているか」「更新のタイミング」の3つで十分です。顔出ししないなら、楽器や作業机の写真を少し暗くして背景にしましょう。
設定画面ではアイコンと動画の透かしも同時に変えられます。同じロゴを使い回せば一度で終わります。
わからないことがあれば、コメントやメッセージでお気軽にどうぞ。
一緒に良いチャンネルを作っていきましょう。
