エイリアスは、元のリージョンとつながったコピーです。option+Shiftを押しながらドラッグするだけでつくれます。

こんにちは!弾き語りライブ歴20年以上、宅録コンテスト「録れコン」ファイナリストのほっしー(@studiohossy)です。

普通のコピーと違って、元を直せば、貼った先も全部いっしょに直るからです。

サビのフレーズを2サビと大サビに貼っておけば、手直しは元の1か所だけ。
貼り直しの作業がまるごと消えます。

覚えるのは押しながらドラッグ、それだけです。

エイリアスとは、元のリージョンとつながったコピー

エイリアス(alias)は、別名・通称という意味の言葉です。
本体ではない、という意味も持っています。

その名のとおり、エイリアスは元のリージョンを参照しているだけの分身です。
中身を持っていないので、元が変われば分身も変わります。

普通のコピーとの違いを並べると、こうなります。

普通のコピーエイリアス
中身それぞれが独立して持つ元のリージョンを参照する
元を直したときコピー先は変わらない貼った先も全部変わる
貼った先だけ直すできるできない(変換すればできる)
向いている場面貼ったあと別々に育てたいとき同じフレーズを使い回すとき

打ち込みは、あとから「やっぱりここを変えたい」が必ず出てきます。
そのときに効いてくる機能です。

エイリアスの作り方は、押しながらドラッグするだけ

手順は以下のとおりです。

  1. 増やしたいリージョンを決める(上の画像でいう緑のリージョン)
  2. option+Shiftを押しながら、そのリージョンを左クリックでつかむ
  3. 貼りたい場所までドラッグして離す

これだけです。
できあがったリージョンが、元とつながったエイリアスになります。

中身を直すときは、必ず元のリージョンを開いて編集します。

エイリアス側は分身なので、そこだけを書き換えることはできません。

ループ機能との使い分け

似た機能にループがあります。
どちらも元の編集が反映されますが、置ける場所が違います

ループ
そのリージョンの直後から、途切れずに繰り返す
エイリアス
曲のどこにでも、離れた場所に置ける

場面ごとに見ていきます。

連続して繰り返すなら、ループ

2小節のフレーズを、Aメロからサビまで途切れなく鳴らしたいとき。

こういう地続きの繰り返しは、ループの出番です。
リージョンのおしりを引っぱるだけで、ローラーのように伸びていきます。

離れた場所で使うなら、エイリアス

1番のAメロで使ったフレーズを、2番のAメロにも置きたいとき。

あいだに別の展開が挟まっているので、ループでは届きません。
こういう飛び地がエイリアスの出番です。

両方が必要なら、組み合わせる

離れた場所に、繰り返しのかたまりを置きたいとき。

エイリアスで飛ばしてから、その先でループさせます。
2つは同時に使えます。

エイリアスを使うときの注意点

気をつけたいのは以下の3つです。

  • 元のリージョンを消さない
  • 貼った先だけを直すことはできない
  • あとで独立させたいときは変換する

順番に解説していきます。

元のリージョンを消さない

エイリアスは元を参照しているだけです。
元を消すと、参照先を失って鳴らなくなります

トラックを整理するときは、どれが元なのかを確かめてから消してください。

貼った先だけを直すことはできない

2番だけフレーズを少し変えたい、という場面が出てきます。

エイリアスのままでは直せないので、そこだけ普通のコピーで貼るか、次の変換をします。

あとで独立させたいときは変換する

エイリアスは、中身を持った普通のリージョンに変換できます
リージョンメニューの変換の項目から実行します。

変換したあとは元とのつながりが切れるので、そこだけ自由に編集できます。

よくある質問

エイリアスについて、よくいただく質問は以下のとおりです。

  • エイリアスの中身を編集するにはどうしますか?
  • どこまで増やしても大丈夫ですか?
  • ループとエイリアス、どちらから覚えるべきですか?
  • コピーとエイリアス、貼るときにどう決めていますか?

順番にお答えしていきます。

エイリアスの中身を編集するにはどうしますか?

元のリージョンを開いて編集します。
直した内容は、貼った先すべてに反映されます。

そこだけ変えたい場合は、普通のリージョンに変換してから編集してください。

どこまで増やしても大丈夫ですか?

エイリアスは中身を持たないので、いくつ置いても管理する場所は元の1か所だけです。

むしろ同じフレーズが多いほど、あとの手直しが楽になります

ループとエイリアス、どちらから覚えるべきですか?

先に使う機会が多いのはループです。

繰り返しが地続きならループ、飛び地ならエイリアス。
この一言で覚えてしまって大丈夫です。

コピーとエイリアス、貼るときにどう決めていますか?

僕はあとで変える可能性があるかどうかで決めています。

まったく同じで使い回すならエイリアス。
貼ってから育てていく予定があるなら、普通のコピーにしています。

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まとめ

エイリアスは、元のリージョンとつながったコピーです。

  • option+Shiftを押しながらドラッグするだけでつくれる
  • 元を直せば、貼った先も全部直る
  • 地続きの繰り返しはループ、飛び地はエイリアス

注意点は、元のリージョンを消さないこと。参照先がなくなると鳴らなくなります。

貼った先だけを変えたくなったら、普通のリージョンに変換してから編集します。

同じフレーズを何度も貼り直していた時間が、そのまま浮きます。
覚えたその日から使える機能です。

わからないことがあれば、コメントやメッセージでお気軽にどうぞ。

ABOUT ME
ほっしー
サラリーマンをしている宅録系ブロガー。 『宅録をしたことのない人が、機材を揃えて作品を作ったり「歌ってみた」「演奏してみた」などで自由に表現できるようになる』をテーマに日々ブログを書いています。 宅録でアルバム3作品をすべて自分で制作した経験あります。 島村楽器主催の宅録コンテスト【録れコン】で全国約3000曲の中から最終選考ノミネートされました。