今回はコンテストに用いたReverbについて書いていきます。
- 演奏と録音(MIX)のクオリティー 70~80点
- ちょっとした工夫 10点
100点(完璧)を目指さなくて良いので
自己採点の合計は80~90点 を目指しましょう。※実際コンテストで点数は出ません
今回は2.ちょっとした工夫のカテゴリーを分析していきます。
ギターの重ね方とマイキングについて
ボーカルRECについて
コーラスワークについて
ブルースハープのピンチ
僕がエントリーしてファイナリストまで残った作品がこちらです(ワンコーラスだけですが)
あとでYouTubeアップします。。
- Reverb(リバーブ)の変化
- 半音ずらしのブルースハープ
録れコンで良い成績を残すためには、基本的な演奏やミックスの技術はある程度必要になってきます。
しかし、それだけだといわゆる普通の作品になります。
おっ、ちょっと良いな
と思ってもらう作品の価値として今回の「ちょっとした工夫」が求められてきます。
作品のなかで実際僕が施した工夫を見ていきましょう。
Reverb(リバーブ)の変化
この曲、実はほぼリバーブゼロです。
理由は、臨場感を出したかったから。
リバーブをかけると演奏が上手に聴こえるように思うんですよ。
だから初心者ほど深くかけがち。
しっとり歌い上げるバラードなど、曲によっては意図的に深いリバーブをかけたりもしますが。
要は、使いどころが分かっていないといけない。
特にこの曲のようにテンポの速い作品だと、リバーブは無しの方が絶対良いです。
リバーブを深くかけると音像がモヤモヤして曲の良さが薄くなっちゃうんですよね。
リバーブがないと音像がハッキリする分シビアな演奏をしないと粗が目立ちますが、そこは気合のRECです。
良い演奏をより良く聴かせてあげるのがミックスの役目ですので。
ちょっとした工夫。もう少し踏み込んでみます。
ひとつ変化を持たせてあげましょう。
実はこの曲、2小節だけリバーブをかけている部分があります。
大サビ直前の2小節ですが、これは意図して入れているものです。
この2小節のリバーブを入れることで、大サビの前後がグッと引き締まる印象になります。
スパイス的な役割ですね。元の料理や素材の良さを引き立たせる。
この曲で僕が使ったリバーブはLogic Pro X付属の「Space Desighner」です。
こういうちょっとした変化が、聴く側にとって他との大きな違いを産み出すのです。
まとめ
今回は
- Reverb(リバーブ)の変化
- 半音ずらしのブルースハープ
リバーブの有無による変化について分析しました。
演奏やミックスが少し上手いだけだと「普通の作品」になってしまう。
大事なことは「ちょっとした工夫」の閃きと実践。
メリハリを産むたった2小節の変化であれば、スパイス要素として十分成立する。
今回も読んでいただきありがとうございました^^