- 良い楽器を使う
- 良いマイクを使う
- 適切な弦に張り替える
1、2は予算の都合もありますし、すぐに実行できるものでもないですよね。
3、適切な弦に張り替えることはすぐ実行できるものだと思います。手軽に購入できますし。
大事なレコーディングやライブの前には必ず張り替えるようにしましょう。
弦が新しいか古いかで、音の出方や伸び方が全然変わりますよ。
しかし、張り立ての弦だと「このギターの音」というより
「この弦の音」に聴こえてしまう(要するにまだ馴染んでいない)ので、
一晩馴染ませる方が良い音になりますし(僕の好みの主観もあるかも)、
チューニングも安定します。
弦の種類(太さ・素材の違い)
アコースティック用ギター弦と言っても、様々な種類があることをご存じですか??
適切な弦を張って、良い演奏ができるように準備しましょう。
ゲージ(弦の太さ)の違い
・Extra Light Gauge
最も細い弦。弦のテンションが非常にやわらかい。
エレキギターのように簡単に指板を押さえられ圧倒的に弾きやすいがアコギの音としては物足りない場合が多い。
・Custom Light Gauge
ライトゲージよりテンションが柔らかく、エクストラライトよりは力強い低音がほしいという方にオススメ。
・Light Gauge
一般的なアコースティックギターに張られている太さの弦。
テンション感も程ほどにありアコギ本来の鳴りを再現してくれます。
特徴として高音から低音までのバランスが良くどのサイズのギター、ジャンルにも適したゲージです。
・Midium Gauge
一般的な弦の太さの中では最もテンション感が強い。
迫力のあるサウンドで、ハードなストロークやピッキングの強めな方にオススメ。
しかしネックにかかる弦のテンションが強いため、
演奏後に必ずチューニングを緩めネックにかかる負荷を軽減しないと、ネックの順反りや割れなどの原因になってしまいます。
ゲージについての考察
ポップスなどであれば通常はライトゲージを使用する方がほとんどだと思います。
他のゲージに関しては試しに使ってみてライトゲージと使用感を比較する、というところですね。
僕は高校〜大学にかけてミディアムゲージを愛用していました。
ミディアムを使っていた理由は
ハードなストローク系でピッキングがかなり強かったのでライトだとよく弦が切れてしまったのと、低音のサウンドが魅力的だったからです。
その後ライトに戻した理由は、
ミディアムゲージは楽器(特にネック)への負担がかなりかかることが分かったからと、弾き終わるたびにギターの弦を緩めることが面倒になったからです。
素材の違い
・BRONZE
ブロンズ弦で使用されるブロンズ(青銅)とは、銅を主成分とし、スズを含む合金です。
配合比は違いますが、10円玉と同じ成分です。
最も一般的なアコギの弦です。
・PHOSPHOR BRONZE
フォスファーとはリンのことです。
ブロンズ合金の中に少量ですがリンが入った合金です。
リンが配合されることで錆びにくくなります。
そして音が煌びやかになります。
「弦の音」としての主張が強いため、好き嫌いが分かれるところだと思います。
素材についての考察
ブロンズ弦は楽器本来の音に寄り添うように鳴ってくれるものが多いですが、比較的錆びるのが早いです。安価です。
フォスファーブロンズ弦を張ると煌びやかな音になり、錆びにくいので寿命が長いです。高価です。
こう書くとフォスファーブロンズの方が有能のように見えますが、僕はブロンズ弦派です。
理由は、フォスファーブロンズ弦をMartin製のギターに張ってもGibson製のギターに張っても全部同じ系統の音になるからです。
それは張り替え後一晩経っても変わらず。
僕は楽器本来のポテンシャルを引き出してくれるような弦が好きなので、基本的にブロンズ弦を張っています。
さいごに
アコースティックギターのRECを良い音で録りたければ新しい弦の交換をすることが即効性がある。
弦の種類、音の違い、選び方の基本的なことをお伝えしました。
弦についてはもう少し掘り下げた記事も書こうと思っています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました^^