自主制作CDのコストと利益率|プレス業者と自宅制作を300枚で比較
同じCD300枚で、プレス業者に頼むと98,000円、自宅でつくると25,324円。
利益率にすると67.3%と91.6%でした。
こんにちは!弾き語りライブ歴20年以上、宅録コンテスト「録れコン」ファイナリストのほっしー(@studiohossy)です。
少ない枚数なら全て自宅で、多い枚数(500枚〜)ならプレス業者で。これが基本の分かれ目です。
枚数が増えるほど業者の単価はどんどん下がるからです。
逆に少部数なら、自宅のほうが圧倒的に安く済みます。
僕は実際にA4紙ジャケットと盤面レーベルを自作し、自宅でパッケージしました。
中身はもちろん自宅録音です。
単価1,000円で手売りや通販をして、結果的に300枚ほど売れました。
その300枚を例に2つの方法のコストと利益率を比べます。
★以下の金額は、僕が実際に制作した当時のものです。
業者の料金や材料費は変わりますので、最新の金額は各業者・各商品ページでご確認ください。
どちらの方法でも共通してかかるもの

ジャケットのデザイン代です。
デザイン業者さんより、個人に依頼するほうが良いと感じています。
業者さんは素晴らしいデザインになりますが、コスト面では割高になってしまうからです。
まずは知り合いに頼れる人がいるなら、十分な対価を払ってお願いするのが良いでしょう。
そうでない方は、スキルマーケットを活用して個人に依頼するのがおすすめです。
相場は5,000円〜10,000円といったところでしょうか。
今回はデザイン代10,000円で見積もります。
①プレス業者に出す場合

僕はクラウドナインという業者さんを何回か利用しています。
紙ジャケ2パネル300枚のプレスをお願いすると、内訳はこうなりました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| プレス代 | 66,000円 |
| シルク2色印刷(CDレーベル) | 3,000円 |
| 簡易校正 | 4,000円 |
| 歌詞カード印刷・封入 | 15,000円(10,000〜20,000円くらい) |
| デザイン代 | 10,000円 |
| 合計 | 98,000円 |
プレス業者に300枚のフルパッケージをお願いすると、ざっと10万円くらいということです。
500枚、1000枚と増えればかなり割安になり単価は下がりますが、今回はあえて僕が実際に売った300枚で比較します。
②A4紙ジャケットを自作して自宅でパッケージする場合

次に、完全に自宅で完結する方法です。
紙ジャケットはA4用紙でつくります。
A4用紙はペラペラの白い紙ではなく、厚紙のほうが商品としてしっかりします。
今回は厚クラフト紙で見積もりました。
インク代はプリンタの種類やインク容量にもよりますが、1枚あたり15円で換算します。
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 厚クラフト紙 | 1,800円 × 3 | 5,400円 |
| インク代 | 15円 × 300 | 4,500円 |
| CD-R代 | 904円 × 6 | 5,424円 |
| デザイン代 | — | 10,000円 |
| 合計 | 25,324円 |
※CDレーベル印刷は単価を正確に出すのが難しいとされているため、今回はカットしています。
かなり抑えられています。
歌詞カードの封入について、僕はWordで作ったものを折り込みました。
QRコードを印字しておいて、アクセスすると歌詞が見られる形もアリだと思います。
比較結果と利益率

1枚1,000円で300枚売れた場合の比較です。
| コスト(300枚) | 1枚あたりの制作単価 | 利益 | 利益率 | |
|---|---|---|---|---|
| ①プレス業者 | 98,000円 | 327円 | 673円 | 67.3% |
| ②完全自宅制作 | 25,324円 | 84円 | 916円 | 91.6% |
もちろんコスト以外に作業が大変という面はあります。
それでも、売れれば利益率はめちゃくちゃ良いです。
僕がやっていたのは「20枚ずつ」
それに、300枚すべてを一度に印刷したわけではありません。
一度の作業で20枚ずつ。
売れていったら増産、また売れたら増産。これを繰り返して結果的に300枚でした。
つまりデッド在庫がほぼ残らない。
これもコストを抑える大きなメリットのひとつです。
この方法なら音楽の資金を効率的に貯められて、さらなる自己投資ができます。
よくある質問

自主制作CDについて、よくいただく質問は以下のとおりです。
- 何枚から業者に頼むべきですか?
- 自宅制作はどのくらい時間がかかりますか?
- CDはどうやって売りましたか?
- 作る前に準備しておくことは?
順番にお答えしていきます。
何枚から業者に頼むべきですか?
目安は500枚からです。
枚数が増えるほど単価が下がるので、業者のほうが有利になります。
それ以下なら、自宅制作のほうがコストも在庫リスクも抑えられます。
自宅制作はどのくらい時間がかかりますか?
正直、まぁまぁ大変です。
だからこそ20枚ずつ。
売れたぶんだけ作れば、負担は分散されます。
CDはどうやって売りましたか?
手売りと通販です。
ライブ会場では、ギターケースを広げた中を販売コーナーにしていました。
作る前に準備しておくことは?
焼く音源とジャケットです。
手順はそれぞれ別記事にまとめてあります。
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まとめ

1,000円の自主制作CD300枚で、2つの方法を比較しました。
- ①プレス業者……コスト98,000円/利益率67.3%
- ②完全自宅制作……コスト25,324円/利益率91.6%
- 少部数なら自宅、500枚以上ならプレス業者
自宅で全部やるのはまぁまぁ大変ですが、売れれば利益率はめちゃくちゃ良いです。
20枚ずつ作って売れたら増産、という方法ならデッド在庫も残りません。
未来につなげるために、完全自主制作で一度つくってみませんか。
わからないことがあれば、コメントやメッセージでお気軽にどうぞ。

