曲の終わりは、オートメーションで音量を書いてフェードアウトさせます。

こんにちは!弾き語りライブ歴20年以上、宅録コンテスト「録れコン」ファイナリストのほっしー(@studiohossy)です。

音が自然に消えるまで待って録る必要がなくなり、環境音が入り込む心配も減るからです。

僕は大学時代、初めてMTRでCDを作ったとき、ギターの余韻が消えるまで身を潜めてじっと待っていました。
静かな時間が長いぶん生活音が入り、何度も録り直したのを覚えています。

あの頃の苦労が、数クリックで解決します。

オートメーションとは、パラメータを時間に沿って動かす機能

オートメーションは、ボリュームフェーダーなどのパラメータを、時間の経過に沿って自動的に変化させる機能です。

手でフェーダーを動かさなくても、フェードイン・フェードアウトやエフェクトの調整を正確に行えます。

特にギターの終わりの音を自然に減衰させたいときに便利です。
環境音の混入を防いで、きれいな終わり方に仕上がります。

オートメーションを使わないと、どうなるか

この機能を使わないと、エンディングのサスティーンが消えるまで、身を潜めてじっとしていなければいけません

僕が大学時代にMTRでCDを作ったときが、まさにそうでした。

静かな状態のまま録音時間が長く続くので、生活音や外の音が入ってしまう。
何度も録り直した思い出があります。

あの頃の難題が、いまはいとも簡単に解決できます。

オートメーション機能の使い方

Logic Proでの手順は以下のとおりです。

  1. 画面上のマークをクリックして、オートメーション編集に切り替える
  2. リージョン内をクリックして、線の上に点を打つ
  3. 点を2つ以上打ってから、下げたいところの音量を動かす

順番に解説していきます。

1|オートメーション編集に切り替える

上の画像のマークをクリックします。

するとリージョンの見た目が変わり、オートメーションを編集できる状態になります。

あとは、必要なトラックを編集していくだけです。

2|線の上に点を打つ

リージョン内の適当な位置をクリックすると、真横に一本の線が引かれます。

これが横軸に沿った音量のグラフです。
クリックした場所に点が出てきます。

3|点を動かして音量を書く

点は2つ以上打ってから動かします
1つだけだと、どこからどこまで変化させるのかが決まらないからです。

下げ始めたい位置に点を打ち、終わりの位置の点を下まで引き下げる。
これでフェードアウトになります。

自然に聴かせるコツ

急に下げると、「あ、ボリュームをいじったな」と聴き手に伝わってしまいます

気をつけているのは以下の3つです。

  • 下げ始めを早めにとって、ゆるやかな坂にする
  • 余韻の長さに合わせて、下げきる位置を決める
  • 書いたあとに、必ず頭から通して聴く

坂の傾きは、聴いて決めるのがいちばん確実です。
曲のテンポや残響の長さによって、ちょうどいい長さは変わります。

メリットとデメリット

エンディングでオートメーションを使うと、こうなります。

メリット
ギターのサスティーンが消えるまで、長時間じっと耐える必要がない
メリット
最後の最後で環境音が入る可能性が減る
デメリット
操作によっては、エンディングが不自然になりがち

デメリットのほうは技術でカバーできます
慣れてしまえば、メリットしかありません。

よくある質問

オートメーションについて、よくいただく質問は以下のとおりです。

  • 音量以外にも使えますか?
  • ミックスの音量調整にも使っていいですか?
  • 書いたオートメーションは書き出しに反映されますか?
  • コンプレッサーとは、どう使い分けますか?

順番にお答えしていきます。

音量以外にも使えますか?

使えます。
フェーダーだけでなく、エフェクトのパラメータも時間に沿って動かせます。

ただ、まずは音量から覚えるのがおすすめです。
効果が耳で分かりやすいからです。

ミックスの音量調整にも使っていいですか?

使っています。
1か所だけ飛び出しているところを、そこだけ下げるといった使い方です。

トラック全体の音量差を整えるのはコンプレッサーの仕事ですが、ここだけ、という調整はオートメーションのほうが早いです。

書いたオートメーションは書き出しに反映されますか?

反映されます。
書き出したファイルでも、そのままフェードアウトします。

書き出しの手順は以下の記事にまとめてあります。

2MIXの書き出し方法と注意すべき点

コンプレッサーとは、どう使い分けますか?

音の大小の差を全体で詰めるのがコンプレッサー、狙った場所の音量を手で書くのがオートメーションです。

コンプレッサーの使い方|5つのパラメーターの意味

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まとめ

オートメーションは、音量などを時間に沿って自動で動かす機能です。

  • マークをクリックして編集モードに切り替える
  • 点を2つ以上打ってから動かす
  • 急に下げず、ゆるやかな坂にする

余韻が消えるまでじっと待つ必要がなくなり、環境音が入る可能性も減ります。

不自然になりがちな点は、坂の傾きを調整すればカバーできます。

まだ試したことのない方は、ぜひ今日から使ってみてください。
曲の終わり方が、一段きれいになります。

わからないことがあれば、コメントやメッセージでお気軽にどうぞ。

ABOUT ME
ほっしー
サラリーマンをしている宅録系ブロガー。 『宅録をしたことのない人が、機材を揃えて作品を作ったり「歌ってみた」「演奏してみた」などで自由に表現できるようになる』をテーマに日々ブログを書いています。 宅録でアルバム3作品をすべて自分で制作した経験あります。 島村楽器主催の宅録コンテスト【録れコン】で全国約3000曲の中から最終選考ノミネートされました。