ベストテイクが録れるまで、録音して停止して巻き戻して…の繰り返しでヘトヘト…

ほっしー
ほっしー

その繰り返し、機能でまるごと自動化できますよ。
止めずに何周でも録り続けられます。

こんにちは!弾き語りライブ歴20年以上、宅録コンテスト「録れコン」ファイナリストのほっしー(@studiohossy)です。

ループレコーディングを使えば、同じ場所を止めずに何度でも録り続けられます。

指定した範囲を、Logic Proが勝手にぐるぐる回しながら録音してくれるからです。
「録音→失敗→停止→巻き戻す」の手作業がまるごと消えます。

しかも録れたテイクは重ならず、1本ずつ別々に保存されます。
あとから良いところだけを選んで、つなぎ合わせられます。

僕は毎回この方法で録っています。
ごく簡単に始められるので、知らなかった方はぜひ試してみてください。

なお、この機能はLogic Proに限らず多くのDAWに搭載されています。
ほかのソフトをお使いでも、考え方は同じです。

ループレコーディングの使い方

準備は1つだけです。

  1. ロケータで録音したい範囲を選ぶ
  2. サイクルをオンにする

あとは通常どおり録音を始めるだけです。

たとえば範囲を4小節にしておくと、停止するまでその4小節が延々と録音され続けます
手を止めずに何周でも歌えます。

良いテイクが録れたところで停止します。
この例ではテイク1〜4まで録れました。

テイクは上書きされません。1周ごとに別のテイクとして残るので、あとから聴き比べられます。

「さっきのほうが良かったかも」がなくなるのが、この機能のいちばんの利点です。

ベストテイクをつなぎ合わせる

ここからがこの機能の本領です。

録れたテイクをクリックすると、1本ずつ再生して確認できます。
まずはどのテイクのどこが良かったかを聴いていきます。

使いたい部分をなぞる

良かった部分をなぞるだけです。

「1番のAメロはテイク2、サビはテイク4」といった具合に、いいとこ取りができます
感覚で操作できるので、慣れると本当に速いです。

おすすめの手順はこうです。

  1. まず大まかに、良いテイクをざっとなぞっていく
  2. そのあと、つなぎ目が自然になるよう細かく調整する

最初から完璧を狙うより、この2段構えのほうが早く終わります。

フラット化して結合する

編集が終わったら、元リージョンの【A】部分をクリックして【フラット化して結合】を選びます。

選んだ部分がつながって、1本のリージョンにまとまります

音声の編集をするのは、必ずこの状態にしてからです。
テイクが分かれたままだと、ミックスの作業がやりづらくなります。

使うときのコツ

実際に使ってみて分かったことを3つ挙げます。

範囲は少し広めに取る

直したい小節ぴったりではなく、前後を1小節ずつ多めに取っておきます。

つなぎ目の調整にゆとりができるので、あとの編集が楽になります。

録りすぎない

何十周も録ると、聴き比べだけで時間が溶けます。

5〜6テイクくらいで一度止めて、選ぶほうが結果的に速いです。
足りなければまた回せばいいだけです。

つなぎ目が不自然なときはフェードで整える

なぞって繋いだ場所が、ブツッと聞こえることがあります。
そのときはクロスフェードで整えると自然になります。

Logic Proの基本的な編集について|フェードとクロスフェード

ループレコーディングについてよくある質問

よくいただく質問は以下のとおりです。

  • 前のテイクが上書きされてしまう
  • テイクを間違えて消してしまった
  • ほかのDAWでも同じことができる?

順番にお答えしていきます。

前のテイクが上書きされてしまう

録音の設定が「置き換え」になっている可能性があります。

テイクを重ねていく設定にすると、1周ごとに別テイクとして残ります。
録音する前に一度確認しておきましょう。

テイクを間違えて消してしまった

Command+Zで戻せます。

また、【フラット化して結合】をする前なら、なぞり直すだけで何度でもやり直せます。
結合するのは最後の最後にしておくと安心です。

ほかのDAWでも同じことができる?

できます。
名前は違っても、同じ仕組みを持つDAWがほとんどです。

DAW選びで迷っている方はこちらもどうぞ。
DAWとは?基本機能や種類、選び方をわかりやすく解説

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関連記事で気になるものがありましたらご覧いただけると嬉しいです。

まとめ

ループレコーディングでやることは、たった2つです。

  • ロケータで範囲を選ぶサイクルをオンにする
  • 録れたテイクから良い部分をなぞって、【フラット化して結合】

録音を止めずに何周でも回せるので、演奏の流れが途切れません。テイクは重ならず1本ずつ残るため、あとから聴き比べていいとこ取りができます。

範囲は前後1小節ずつ広めに取り、5〜6テイクで一度止めて選ぶ——この進め方がいちばん速いです。

録音のストレスがかなり減るので、まだ使っていない方はぜひ試してみてください。

わからないことがあれば、コメントやメッセージでお気軽にどうぞ。

ABOUT ME
ほっしー
サラリーマンをしている宅録系ブロガー。 『宅録をしたことのない人が、機材を揃えて作品を作ったり「歌ってみた」「演奏してみた」などで自由に表現できるようになる』をテーマに日々ブログを書いています。 宅録でアルバム3作品をすべて自分で制作した経験あります。 島村楽器主催の宅録コンテスト【録れコン】で全国約3000曲の中から最終選考ノミネートされました。