宅録のロードマップ|弾き語り初心者が音源リリースするまでの14ステップ
✔ 宅録を始めたが、何をどの順で覚えればいいのか分からない
✔ 音源をリリースするまでの道順を知りたい
✔ 遠回りせずに進みたい
こんにちは!弾き語りライブ歴20年以上、宅録コンテスト「録れコン」ファイナリストのほっしー(@studiohossy)です。
録音 → ミックス → マスタリング。この順に14項目を押さえれば、リリースできるレベルの音源がつくれます。
先が見えないとモチベーションが続かないからです。
数年前の僕は、ソフトを買った当初なんとなくいじっていただけで、長いこと放置していました。
理由はまとまった情報が得られなかったから。
どういうルートを通り、どのくらい進めば、どう成長できるのか。
スタートから目標までの道順が、どこにも書かれていなかったんです。
当時の自分にこんなものがあったらよかったな、という思いでつくりました。
※ソフトはLogic Proを使っていますが、他のソフトでも基本は同じです。
このロードマップで到達できるところ

このブログの記事を順に読むことで、次のことができるようになります。
- コスパ重視の宅録機材をそろえ、環境を構築できる
- 録音とミックスの技術が、効率よくスキルアップできる
- 知識ゼロから始めても、自分で音源をリリースできるようになる
そこまでは必要ないという方は、ほしい部分だけかじっていただいても大丈夫です。
コンテストなどでさらに上を目指す方は、ロードマップ以外の記事も端から読んでみてください。
必要な機材がまだそろっていない方は、まずこちらからどうぞ。
全体の流れは3ステップ

スタートからゴールまで、超ざっくり書くとこうです。
【録音】 → 【ミックス】 → 【マスタリング】
そして、どの時点で何の知識が必要になるかが以下の14項目です。
- 【録音】編集ウインドウの理解
- 【録音】プロジェクトテンポの設定方法
- 【録音】オーディオレコーディングの始め方
- 【ミックス】コンプレッサーの使い方
- 【ミックス】リミッターの使い方
- 【録音】MIDIピアノロールの使い方
- 【ミックス】「ツール選択」からよく使う項目の理解
- 【ミックス】イコライザーの使い方
- 【ミックス】PANの振り方
- 【ミックス】リズム補正ツールの使い方
- 【ミックス】ピッチ補正ツールの使い方
- 【ミックス】オートメーションの設定方法
- 【ミックス】2MIXへの書き出し方
- 【マスタリング】MS処理
これらをマスターできれば、リリース可能なレベルの音源制作ができます。
もちろんこれ以外に枝葉の部分はたくさんありますが、最短ルートは間違いなくこれです。
まず幹が形成できると、そのあともメキメキと効率よく上達できます。
【STEP1】録音(REC)

まずは音を録るところまでです。
STEP1 編集ウインドウの理解
ソフトを開いて最初に出るメインウインドウです。
再生・停止・録音ボタン、トラック表示、タイムライン、ツール選択、インスペクタ。
この5つを理解しましょう。
STEP2 プロジェクトテンポの設定
録音の前にはテンポ設定が必須です。
編集ウインドウの上のほうに設定項目があります。
- ダブルクリックして数字を直接打ち込む
- 数字を上下にドラッグする
2種類の方法を覚えておくと便利です。
STEP3 オーディオレコーディングの始め方
アコースティックギターやボーカルなどを、マイクで録音します。
オーディオトラックの作成と、事前に挿しておいたほうがよいプラグインを理解しましょう。
STEP4 MIDIピアノロールの使い方
MIDIキーボードで音(ノート)を打ち込む方法です。
オーディオ録音だけの場合は不要ですが、ほぼ弾き語りの僕でもMIDIを使うことは結構あります。
徐々に慣れていきましょう。
【STEP2】ミックス(MIX)

録った音を、聴きやすく整えていく工程です。ここがいちばん項目が多いところです。
STEP5 コンプレッサーの設定
役目は、録った音の圧縮と増幅です。
シンプルに言うと、大きすぎず小さすぎずの幅に調整して聴きやすくするもの。
音圧を上げるため、とも言われます。
オーディオトラックを作成したら、まず挿しましょう。
STEP6 リミッターの設定
設定した音量を超えないように音を圧縮することに特化したプラグインです。
音の天井を決めましょう。
コンプレッサーと同じく、トラックを作ったらまず挿します。
STEP7 「ツール選択」からよく使う項目の理解
録音のあと、各リージョンを編集します。
- リージョンを分割する
- 素材を移動する
- 素材を複製する
- フェードイン・フェードアウトを使う
- クロスフェードを使う
特に分割と移動は、ほぼ毎回使います。
STEP8 イコライザーの使い方
歌声や楽器によって、周波数帯域の波形が異なります。
- 男性ボーカル……200〜800Hz
- アコギ……100〜2000Hz
- ベース……41〜370Hz
まずはざっくり理解して、モヤモヤして聴きにくい部分がほかの楽器とぶつかっていないか確認します。
必要に応じてカットしていく技術を身につけましょう。
イコライジングは引き算です。
STEP9 PANの振り方
PANとは「音の左右の定位」のことです。
パンニングの基本をざっくり把握し、弾き語り中心の宅録に落とし込んでいく流れが良いと思います。
バンドやオーケストラでの定位もあるので、使う音源に応じて学びましょう。
STEP10 リズム補正ツールの使い方
完璧なテイクが録れれば必要ありませんが、少し補正したほうが良い場合もそれなりにあります。
STEP11 ピッチ補正ツールの使い方
ボーカルの音程補正で、必ずと言っていいほど使います。
- 微妙な音程補正ができるので、より楽曲に馴染ませられる
- 何度録っても外れてしまう音程も、割と簡単に補正できる
STEP12 オートメーションの設定
ボリュームフェーダーを、設定したとおりに動かす機能です。
曲の終わりで楽器の音量を徐々に下げていくときなどによく使います。
STEP13 2MIXへの書き出し方
ミックスで各トラックのバランスを整えたら、書き出します。
そのステレオ音源ファイルのことを2MIXといいます。
【STEP3】マスタリング

トラック単位でブラッシュアップして組み上げる作業がミックス。
組み上がった2MIX全体を、聴きやすく仕上げるのがマスタリングです。
STEP14 MS処理
僕が推奨しているMS処理の方法なら、レベルの高い作品を割と簡単に実現できます。
ここまで来れば、リリースできるレベルの音源が手元にあるはずです。
次の一歩:完成した作品を、人に聴いてもらう

14項目を終えると、技術としては一通り身についた状態になります。
そこから先で足りなくなるのは、技術ではありません。
自分の作品を、他人の耳で聴いてもらう機会です。
宅録は一人で完結するので、耳がどんどん慣れていきます。
慣れた耳では、自分の癖は見つけられません。
僕はコンテストに応募して、審査員の方からアドバイスシートをもらったことで前に進めました。
演奏そのものと歌そのものは、独学だと堂々巡りになりがちです。フォームや発声の癖は自分では気づけません。
いまはオンラインのレッスンが増えていて、ほとんどの教室が無料体験を用意しています。
→ 歌はこちら / ギター・演奏はこちら
よくある質問

ロードマップについて、よくいただく質問は以下のとおりです。
- 順番どおりにやらないとダメですか?
- Logic Pro以外でも使えますか?
- どのくらいの期間で1曲つくれますか?
- 機材は何から買えばいいですか?
順番にお答えしていきます。
順番どおりにやらないとダメですか?
必要な部分だけかじっていただいても大丈夫です。
ただ、録音 → ミックス → マスタリングという大きな流れだけは変わりません。
Logic Pro以外でも使えますか?
画面や名称は違いますが、やることは基本的に同じです。
コンプレッサーもイコライザーも、どのソフトにも入っています。
どのくらいの期間で1曲つくれますか?
人によりますが、毎日ソフトを開いていれば思ったより早いです。
知識は使わないと定着しません。
触っているうちに、苦手意識も薄れていきます。
機材は何から買えばいいですか?
パソコン、オーディオインターフェース、マイクの順です。
必要な機材と接続イメージは、完全ガイドにまとめてあります。
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まとめ

弾き語り中心の宅録を始めて、何ができるようになりたいか。
目標のひとつに「リリースできるレベルの音源を完成させる」があると思います。僕もそうでした。
- 【録音】……STEP1〜4
- 【ミックス】……STEP5〜13
- 【マスタリング】……STEP14
何を学べば目標まで到達できるのか。道が見えると歩きやすいですよね。
始めた当時の自分にこんなものがあったらよかったな、という思いでつくりました。
この記事が、あなたのお役に立ちますように。
わからないことがあれば、コメントやメッセージでお気軽にどうぞ。

















