リバーブとEQの順番|空間系エフェクトの輪郭をくっきりさせるコツ
リバーブでモヤつくときは、そのトラックにイコライザーをかけると解決することが多いです。
こんにちは!弾き語りライブ歴20年以上、宅録コンテスト「録れコン」ファイナリストのほっしー(@studiohossy)です。
リバーブは音を広げるエフェクトなので、そのぶん輪郭がぼやけるからです。
広げたあとに、いらない帯域だけ削ってあげます。
僕はリバーブのあとにEQを置く並びが好みです。
空間はきれいにかかったまま、大事な音だけパキッと立ちます。
この記事では、2つの並べ方の違いと、順番を決める鉄則をまとめました。
すぐ使える小技です。
リバーブを深くすると輪郭がぼやける

リバーブは、宅録でいちばんよく使うエフェクトのひとつです。
ただ、深めにかけると音がモヤモヤして散った感じになります。
残響が重なって、輪郭が埋もれてしまうからです。
そこで、リバーブをかけたトラックにイコライザーをかけます。
広がりは残したまま、余分なところだけ削るイメージです。
EQとリバーブ、2つの並べ方

並べ方は以下の2つです。どちらが正解というものではありません。
- ① EQ → リバーブ
- EQで整えたトラックに対してリバーブをかけるイメージ
- ② リバーブ → EQ
- リバーブをかけたトラックに対してEQをかけるイメージ
差はごくわずかですが、聴き比べると性格が違います。
- ①は、EQをかけつつも空間のフワッとした感じを多めに残せる
- ②は、リバーブはきれいにかかったまま大事な音がパキッと仕上がる
僕の好みは②です。
弾き語りは歌が主役なので、輪郭を残したいことが多いからです。
順番を決める鉄則は「強調したいものほど後ろ」

エフェクトは、挿した順に処理されていきます。
つまり後ろに置いたものほど、効果がそのまま残るということです。
リミッターを必ず一番後ろに、と何度も書いているのも同じ理由です。
天井を決めたあとに何か挿すと、その天井が崩れます。
この鉄則さえ分かっていれば、並べ方は自分で決められます。
残したいものを後ろに置く。それだけです。
つけ麺と似ている

この選び方、つけ麺の「あつもり」か「ひやもり」かに似ています。
最後に水でキュッと締めた麺は、ツルツルしてコシがあって美味しい。
でも真冬ならあつもりがいいし、この店のゆず塩ならあつもり、というのもあります。
状況やメニューによって選び方が変わる。
エフェクトの順番も同じです。
曲の雰囲気や楽器によって、①と②を選び分けてください。
よくある質問

リバーブとEQの組み合わせについて、よくいただく質問は以下のとおりです。
- どちらの順番から試すべきですか?
- EQでどこを削ればいいですか?
- リバーブが深すぎるかどうかは、どう判断しますか?
- ほかのエフェクトも組み合わせていいですか?
順番にお答えしていきます。
どちらの順番から試すべきですか?
まずは②のリバーブ → EQから試すのがおすすめです。
かけたあとで削るほうが、何が余分なのか分かりやすいからです。
EQでどこを削ればいいですか?
モヤつきの正体は、たいてい中低域の重なりです。
削る場所の考え方は、イコライジングの記事にまとめてあります。
リバーブが深すぎるかどうかは、どう判断しますか?
オンとオフを切り替えて聴き比べてください。
歌詞が聴き取りにくくなっていたら、かけすぎです。
ヘッドホンとスピーカーでは残響の聴こえ方が違うので、両方で確かめると確実です。
ほかのエフェクトも組み合わせていいですか?
むしろ、それが普通です。
単独でかけるより、組み合わせて足りないところを補い合うパターンのほうが多いです。
その組み合わせ方は、職人のように人それぞれです。
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まとめ

リバーブに対してEQをかける理由は、エフェクトのメリットを残しつつ、デメリットを補うためです。
- ① EQ → リバーブ……空間のフワッとした感じを残したいとき
- ② リバーブ → EQ……大事な音の輪郭を残したいとき
順番の鉄則は「効果を強調したいものほど後ろにかける」こと。
そしてリミッターだけは、必ずいちばん後ろです。
曲や楽器によって、心地よい並びは変わります。
あなた好みの組み合わせを見つけてみてください。
わからないことがあれば、コメントやメッセージでお気軽にどうぞ。

