アコースティックギターをRECするときに、マイクはどのようにセッティングすべきか?
基本的なポイントをまとめました。
- サウンドホールよりも若干ネック寄りに立てる方がいい
- ギターから10~15cm離すと良い
- 数本違う場所に立てて混ぜると良い
好みの問題にもなってきますが、一般的には上記のように言われています。
コンデンサーマイクのマイキング
アコースティックギターを弾くとサウンドホールから聴こえる響きが一番大きいのがわかると思います。
じゃあサウンドホールのすぐ近くにマイクをセッティングするのが良いのか?
答えはノー。
サウンドホール付近だと低音のボーッとした音を多く拾ってしまうため、好ましくない場合が多いです。
ベストポジションは、20フレットあたりを狙うようにギターから10〜15cm離した位置。
低音部がほどよいバランスで入り、ピッキング音やフィンガーノイズ音も自然に入ります(好き嫌いありますがフィンガーノイズ僕は好き)
そして、この位置に限らずもっとネック寄りだったりボディーの右下あたりを狙ったり、もっと高音が欲しいときはちょい下側から狙ってみたり。正解はありません。色々試してみるとおもしろいよ。
僕は色々試して、結果先ほどの画像の方法がしっくりくる場合が多いです。
マイクは1本とは限らない
マイキングをもう少しこだわると、マイクを複数使うことを考えます。
- 左右に2本置く
- 正面に2本クロスするように置く
- 1本はダイナミックマイク(SM57)にする
- マイク1本+ライン録りでブレンドする
など、本当に色んなやり方があります。
マイキングの経験が長くなると
「あ、この曲ならこのマイキングでやったらいい感じでギターの音が馴染みそう」
とか想像できるようになります。
「マイク1本+ライン録りでブレンド」は個人的にすごい面白いなと思っていて、
ギターのピックアップシステムにも採用されているんですよね。
僕が使っているピックアップシステムはL.R.Baggs社のAnthem。
これはギターの鳴りと振動を正確に捉えるTru-Mic(マイク)と定評のあるElement(ピエゾ)を組み合わせ、リアルなサウンドを再現する商品。
これ一個でマイク録りとライン録りの音をブレンドできるんです。
しかもツマミひとつでその割合も自由自在。
僕はマイク:ライン=7:3又は8:2くらいが好みかな。
L.R.Baggs Anthem 新品 デュアルピックアップシステム[アンセム][Piezo Pickup][Acoustic Guitar,アコースティックギター] 価格:49,133円 |
Anthemはほんとに好きで、2本のギターに取り付けました。Liveで大活躍してます。
ピックアップシステムにこだわるのもおもしろいですよ♪
まとめ
- アコギRECマイクはサウンドホールよりも若干ネック寄りに立てる方がいい
- ギターから10~15cm離すと良い
- 数本違う場所に立てて混ぜると良い
色々やってみて、自分の楽器や環境に合うマイキングを見つけましょう。
マイクの選び方はこちらの記事をご覧ください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました^^