- ボーカルが小さくて聞こえにくい
- コンプレッサーなどで音圧を上げると、ノイズが気になる
- Reverbをかけていないのに、反響しているかんじがする
こんな悩みを解決していきます。
今回の記事を読むと、ボーカルREC時のポイント3つが抑えられます。
ボーカルが小さくて聞こえにくい
RECしたボーカルが小さくて聞こえにくい。
原因と解決方法がいくつか考えられます。
- コンプレッサーやリミッターの適切な処理
- イコライザーの適切な処理
- REC時にマイクを近くする
コンプ、リミッター、イコライザーの処理方法に関しては
それぞれの記事をご覧ください。
「REC時にマイクを近づける」ということは実は一番大事なことで、
特に経験の浅い人にありがちなのがマイクから離れてしまうこと。

画像の通りマイクからポップガードの距離は指3本分くらいがベスト。
歌う時はポップガードから更に指3本分くらいの距離を取って歌ってください。
どんなに離れてもポップガードから10cmくらいまで、としてください。
そしてこれが2つ目の悩み解決にも繋がります。
コンプレッサーなどで音圧を上げるとノイズが気になる
適切な位置まで音圧を上げるとノイズが気になるのは、そもそもの録音レベルが低すぎるからです。
この悩みの解決方法もやはり
「REC時にマイクを近づける」ということになってきます。
マイクに近づいて歌うことで
録音レベルが上がる
⬇︎
コンプレッサーの設定が最小限で済む
⬇︎
ノイズが最小限になる
という結果につながります。
REC前に録音レベルのチェックをしましょう。
・ボーカルマイクONの状態にし、とりあえず録音せずに歌ってみる
・歌いながらミキサーの音量レベルをチェックする
・一番声を張る部分の音量レベルを要チェック
(その部分をできるだけピークの0dB付近で割れないくらいのレベルに設定したい)
・オーディオインターフェースのマイクが刺さっているところのGAINでレベル調節する
この事前チェックをちゃんと行うことが、良質なボーカルレコーディングにつながります。
Reverbをかけていないのに、反響しているかんじがする
これはいわゆる「部屋鳴り」ってやつですね。
環境によりますが、鉄筋コンクリートの部屋だと特に反響が大きいのでそれに応じた対策が必要になります。
壁に布を貼ったり毛布を置いたりとかよく聞きますね。
実はマイク周辺の反響対策グッズもあり、僕も以前使っていました。
「リフレクションフィルター」ってやつです。
こんなやつね。

これなかなか有能なんですよ。ちゃんと反響を抑えてくれる。
見た目も、レコーディングしてます!みたいになって良いし 笑
自立型のマイクスタンドを使用している人なら難なく装着できるのでお勧めします。
卓上マイクアームを使用している人には向きません。
重いので。
まとめ
ボーカルRECの悩みについての解決方法とコツを書いてみました。
・コンプ、リミッター、イコライザーの適切な処理
・録音レベルを上げる
・反響を抑える
とても重要なことでした。
これらをしっかり抑えることで、スタジオ品質なRECが可能になります。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました^^